財団法人山形県埋蔵文化財センター
北向(きたむかい)遺跡 第2次

 9月第1週
 今週から、個々の遺構について、詳しい調査を開始しました。まだ、お互いの前後関係(切り合いの関係)を見たり、半分だけ掘って遺構を埋めている土層の観察などが主ですが、徐々にどんな遺構だったのか、詳しい調査を行っていきます。
遺構精査作業のようす(南から)

 遺構を調べる時には、このように半分だけ掘って土層の観察を最初に行います。場合によっては、断面図を作成して観察した内容を記録します。

ST70の遺物のようす(東から)

 本調査区北西端にある竪穴住居跡と思われるところから、須恵器や土師器、中世陶器と思われる土器が何点か出土しました。どの位置から出土したか記録し、その後取り上げます。

SK224の遺物のようす(南から)

 小さな土坑跡と思われる遺構から、生焼けの土器や土師器が出土しました。

前の週へ 調査速報一覧 次の週へ