頂上部から南側へ、遺物の出土したところを中心に掘り下げています。
掘り下げ中に出土した石器です。
埋まっている部分も考えると5~6cmほどです。
遺構を完掘し、土器の全体が見えました。
今週から旧石器時代の精査に入りました。
黄色土層表面下約15cmの深さからも石器が出土します。
10センチを超える大きな石刃です。
頂上付近で出土しました。
日光が強いため、板で影を作り、遺構を撮影します。
土の色が出るように神経を使います。
石刃と思われる石器が出土しました。
今までよりも下層になります。
重機を使って、大きく表土を削っていきます。
黄色い土が一気に姿を表します。
トレンチ(試し掘り)の中から土器がまとまって出土しました。
これはほんの一部です。
これもトレンチの中で出土した石器です。
鋭い角が見てとれます。
新たに出土した遺物です。
黄色の土中に埋まっていますので、表土で見つかった遺物より古いものと考えられます。
西側斜面です。
黒い部分が旧地形の谷です。
表土を削ると地面の色が違うのが分かります。
トータルステーションという計測用の機械で、遺物の出土した場所のデータをとります。
これまでより深い面から出土した石器です。
記録やデータをとるまでこのままです。
根の跡が黒く残っています。
このような後世に混ぜ合わされた土層を「攪乱(かくらん)層」と呼んだりします。
未加工の石刃です。
刃渡りの長さを調べるために定規を置いています。
遺構の白線も多くなりました。どんな営みが行われていたのでしょうか。
縄文時代の土器や石器です。
土器の文様から県内では数少ない早期(約6,000年前)のものと思われます。
見つかった遺構に、石灰で線を引きました。
土の色の微妙な変化を見極めます。
遺構の配置図を作成しています。
白線を図に落とすために、チームを組んで仕事を行います。
以前に試掘したトレンチの跡がくっきりと出ています。
遺物の場所やどこを掘るか等を考えるのに重要なものです。
水糸(高さの基準を示す糸)を水平に張り、断面図を書きます。
傾斜があるため、水糸の高さもかなり高くなります。
表土から出土した石刃です。
切れ味はかなり鋭いそうです。
北側斜面の表土除去を行ったところです。
桑の株がたくさん顔を出しています。
表土除去中に出土した遺物、石斧です。
山形県内での出土は大変珍しいそうです。
同様に出土した、石べらと考えられる遺物です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research