新型コロナウィルス感染症対策についてのお知らせ

新型コロナウィルス感染防止対策の一環として、施設見学、設備利用、蔵書閲覧・貸出し及び出土遺物の一般の方への貸し出し、閲覧等で当センターをご利用される方は、あらかじめお電話、メールにてご連絡いただき、ご相談に応じることといたしますのでお知らせいたします。

また当センターの利用へは以下の点にご協力をお願いいたします。

●発熱、咳などの風邪症状がある方は、来館をご遠慮ください。
●こまめな手洗いや手指の消毒にご協力ください。
●マスクの着用にご協力をお願いします。


出前授業:山形市立村木沢小学校(5月13日)

令和4年度の出前授業がはじまりました。
今年度は県内17校にお邪魔します。
記念すべき第1校目は、山形市立村木沢小学校です。


まずは講話で縄文時代のお勉強です。
これから本格的に授業で始まる歴史の勉強、
少しでも歴史が好きになってくれるといいのですが…。


縄文体験では火起こし体験と弓矢体験を行いました。
みんな火起こしに熱中!
何としても火をつけるという気迫が感じられるほど頑張ってくれました。


令和3年度発掘遺物速報~山形城三の丸跡第22次~

山形城三の丸跡では古代から近現代の生活痕が確認されています。


古代の須恵器の坏(つき)です。表面は火をうけたせいか、荒れています。


須恵器の蓋のつまみ部分です。内側に「大」の文字が刻まれています。「大」の文字が刻まれた土器は以前の調査でも見つかっています。どんな意味を持つのでしょう?


今から約400年前山形城の三の丸として整備されましたが、その頃の陶磁器も出土しました。上は#唐津焼の皿、下は見込みに植物が描かれた伊万里焼の皿です。どちらも16世紀末から17世紀初頭のものです。


調査ではたくさんの瓦も出土しました。出土した軒丸瓦のほとんどは巴紋ですが、花のような文様の軒丸瓦も。元禄年間山形城の城主であった堀田家の家紋、竪木瓜(たてもっこう)です。


令和3年度発掘遺物速報~杉沢C遺跡第2次~

縄文時代と近世の遺構や遺物が確認された杉沢C遺跡(遊佐町)です。土器は地文である縄文だけが施された深鉢が多く出土しました。


この土器は後期前半の時期で、煮炊きに使っていたようです。大きさの割にとても薄く、縄文人の技術力の高さが感じられます。


杉沢C遺跡で出土した縄文土器には、小さなアナが空いているものがあります。土器に入ったヒビ割れが広がらないように、対になった穴をあけ紐などで結んで土器を修復した補修孔です。現代のSDGsのように縄文人も大事に使っていたようです。


縄文時代晩期の土器が多く出土している杉沢C遺跡ですが、今年度の調査では縄文時代後期(約4000年前)の土器がまとまって出土しました。沈線で入り組み状の文様を描き、中に縄文を施します。所々にポツポツ円形の刺突文が入れられています。


縄文土器の内側に黒褐色の塊が付着しています。おそらくアスファルトの可能性があります。庄内地方では天然のアスファルトが採れますが、接着剤として使うために持ち込んでいたのかもしれません。


令和3年度発掘遺物速報~水林下遺跡第2次~

旧石器時代から近現代まで幅広い時代の調査成果が得られた水林下遺跡(遊佐町)です。


山形県内最古の磨製石斧が出土しました。約3.5~2.8万年前のもので、富山県と長野県境付近で産出する透閃石岩という石材です。再加工や過度の使用で元の形から大きく変わっていますが、磨いた面が残っています。


縄文土器も出土しています。縦に半分に割った竹で細かい格子状の文様が刻まれた土器片です。約5300年前の土器と思われます。


今回の調査では古代の竪穴住居跡も確認され、古代の土器も出土しています。写真は土師器の皿です。


調査では製塩土器も出土しています。塩を作るための土器で、大半は破片ですが、多く出土しています。海が近い水林下遺跡で、塩作りがされていたのでしょうか?


令和3年度 山形県発掘調査速報会を開催します

令和4年3月6日(日)に遊学館にて
『令和3年度 山形県発掘調査速報会』が開催されます。
今年度行われた県内各地の発掘調査についての発表があります。

皆様のご来場をお待ちしております。

PDF

日時:令和4年3月6日(日) 13:00~16:00(開場12:00)
会場山形県生涯学習センター遊学館 2階ホール(山形市緑町1-2-36)[地図
※お車の方は県営駐車場をご利用ください。入館時と退館時に1階総合案内受付に駐車券をご提示いただくと割引になります。

遺跡報告
令和3年度の県内の発掘調査概要
(山形県観光文化スポーツ部文化振興・文化財活用課)
史跡山形城跡(山形市)
山形城三の丸跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
史跡舘山城跡(米沢市教育委員会)
駒籠楯跡(大石田町教育委員会)
水林下遺跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
杉沢C遺跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)

紙上報告
史跡左沢楯山城跡(大江町教育委員会)
史跡慈恩寺関連遺跡(寒河江市教育委員会)
寒河江城三の丸跡(寒河江市教育委員会)
長岡南森遺跡(南陽市教育委員会)
大在家遺・高畑城跡(高畠町教育委員会)
米沢城跡(米沢市教育委員会)
威徳寺北遺跡(米沢市教育委員会)

主催:山形県・公益財団法人山形県埋蔵文化財センター
共催:山形市・米沢市教育委員会・大石田町教育委員会

問い合わせ先
 公益財団法人 山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301


市町村巡回展『発掘された河北町の遺跡』(1月18日~1月30日)

県内の各市町村で行っている巡回展。今年度最後は河北町です。

河北町総合交流センター サハトべに花 展示室にて、
企画展『発掘された河北町の遺跡』を開催しています。
これまで発掘調査が行われた河北町の遺跡、6遺跡の遺物を
一挙公開です。
ぜひこの機会に河北町の歴史に触れてください。

[展示期間]
令和4年1月18日(火)~1月30日(日)※木曜日休館

[展示場所]
河北町総合交流センター サハトべに花 展示室

[ギャラリートーク]
令和4年1月23日(日)14:00~ 予約不要

リーフレット(PDF

なお展示・ギャラリートークへお越しの際は
新型コロナウィルス感染対策にご協力をお願いします。


出前授業:山形大学附属特別支援学校(12月16日)


今年度最後の出前授業は山形大学附属特別支援学校です。中等部の生徒たちが『大昔の人々のくらし』を勉強し、色々な体験活動を行いました。


数千年前に山形で暮らしていた縄文人が使っていた道具に実際に触れてみます。本物の縄文土器や石器に触れる貴重な体験になりました。


火起こし体験を行いました。最初はマイギリの使い方に悪戦苦闘しましたが、あっという間に使いこなしていました。さすが中学生、火が付きにくい冬場ですが、火を起こすことができました!


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research