7月21日(月:祝日)に馬神昭和新田遺跡の発掘調査説明会を行います。
交通安全道路事業主要地方道長井大江線大谷工区事業に伴う発掘調査です。調査では、縄文時代中期と晩期の土器や石器、遺構が確認されています。
調査説明会案内(PDF)
日時:令和7年7月21日(月:祝日)午前10時30分~(雨天決行)
調査遺跡:馬神昭和新田遺跡発掘調査現場
場所:朝日町馬神【地図】
※駐車場が少ないので、できるだけ乗り合いでお越しください。
今週の調査では削器(さっき)という種類の石器が見つかりました。
昔の人が掘ったとみられる穴を掘り下げている様子です。土器等が入っていないかよく観察しながら、丁寧に調査を進めていきます。
今週は天気が読みずらいですが、予報を見ながら調査を進めていきます。北側の調査範囲をドローンで上空から撮影しています。
こちらがドローンで撮った写真です。上空から見ると違う視点から遺構の配置などが整理できます。
交差点を挟んだ2区の調査も始まりました。範囲は狭いですが、土を見ながら重機で掘っていきます。
重機である程度掘削したあと、人力で掘っていきます。
今年も出前授業が始まりました!
今年度一校目は、大江町立本郷東小学校です。
弓矢飛ばし体験では、皆さんコツを掴むのが早く、たくさんの的に当てていました。
二校目は、寒河江市立寒河江中部小学校です。
縄文時代の講話は、皆さん集中して聞いてくれていました。今後の授業へ繋がってくれると嬉しいです。
三校目は、山形市立蔵王第一小学校です。
火起こし体験では、1組火を付けることに成功し、大変盛り上がりました。他のグループの皆さんも、とても一生懸命取り組んでくれました。
焼土と炭化物をふくむ落ち込みが見つかったため写真に記録しました。このことから火を焚いた場所であることがわかります。この地点からは土器の破片もまとまって出土しました。
炭化物と焼土を含む落ち込みから出土した土器の破片が接合しました。パズルのように土器片をつなぎ合わせることで当時の形に復元していきます。
北側に設定したもうひとつの調査区周辺の草刈りを行い、発掘を始める準備をしました。梅雨入りしたとは思えないほどの晴天で暑い中での作業でした。
今週の調査では、縄文時代中期の浅鉢(あさばち)と考えられる土器が見つかりました。この遺跡からはバラバラになった状態の土器が見つかることが多いです。
今週は天気が良い日が続きました。
暑い中、土の色を見ながら掘り下げる作業が続きます。
今週も土器や石器を探しながら土の層を掘り進めていますが、なかなか見つかりません。根気強く作業を進めています。
遺跡近くにある大谷小学校の6年生が発掘体験に来ました。移植(いしょく)ごてを使って土の層を掘っていくと、数点の土器などが見つかりました。今後も多くの土器や石器を見つけられるよう調査を進めていきます。
土器を含む層は調査区全体に広がります。幅2mの区画を掘り下げて、土の堆積状況を確認していきます。
完全な形に近い須恵器(すえき)の坏(つき)が見つかりました。平安時代に窯で焼かれた、食べ物を盛る器です。
1日の調査で取り上げた遺物です。角ザルいっぱいの土器片が毎日のように出土しています。
調査区を横断するように掘ったトレンチではさっそく遺構が見つかっています。
土器が密集して出てきました。記録用の写真を撮るために土器の周りをきれいにしていきます。形を崩さないように慎重に作業します。
きれいにした後、カメラで写真を撮っていきます。
先週に引き続き、土の層を掘り下げたところ、大きな縄文土器が出てきました。見つかった様子を記録してから、土器を取り上げました。
土の層を掘り下げている様子です。気温が高くなってきたので、こまめに休憩を取りながら掘り進めています。