
今週は撮影と調査説明会を行うため、調査区の掃除をするところから始まりました。

調査説明会は1日4回に分けて、11月6日・7日の2日間行いました。お越し下さった約20名の皆様、ありがとうございました。

今週は撮影と調査説明会を行うため、調査区の掃除をするところから始まりました。

調査説明会は1日4回に分けて、11月6日・7日の2日間行いました。お越し下さった約20名の皆様、ありがとうございました。

週のはじめは時雨が続き、雨が降ったり晴れたりと、難しい天候の中作業を進めました。

調査は終盤ですが、掘り進めることで新しい遺構が見つかります。丁寧に精査をしていきます。

地表面から深く掘り下げた調査区南側は、来年調査を再開するまでの間、安全対策として壁ぎわをスロープ状に埋めておきます。

今年度調査が完了した調査区全景です。冬期間の安全対策として、ネットフェンスとロープ柵の二重囲いで立ち入りできないようにしておきます。

大量の土器片を収納したコンテナは非常に重く、搬出用のトラックに積み込むのも一苦労です。5か月余りの調査を無事に終え、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

引き続き、5区の面整理をしたところ、中央から円形状の遺構が検出されました。

遺跡の中央に位置する水路跡を調査しました。重機を使用した跡がないため、当時の人が手掘りで岩盤を削り造ったようです。

5区の円型状の遺構を調査しました。砥石が多く出土しています。

調査区南側で見つかった溝跡などの調査が終了したのでドローンを使って空撮を行いました。溝跡が同じ方向に向かって延びていることがはっきりとわかります。

調査区中央部分では竪穴建物の調査を進めました。調査区の壁をきれいにして、土が堆積している様子を確認しています。

調査区周りのネットフェンスの張り替えも進めています。すぐ近くに道路があるので、十分に注意しながら作業を進めています。

引き続き、5区の表土を掘削しています。重機の入ることができない箇所なので、人の手で行っています。

4区からは整地する際に混ざったのでしょうか、瓦の破片が次々と見つかりました。

着々と記録作業を進めています。発掘調査もあと残り1か月になりました。

日中でも肌寒い日が多くなってきました。調査区南側では引き続き溝跡を掘っていきます。数が多く間隔も狭いので、注意して掘り進めていきます。

調査区東壁の基本層序の記録作業を行いました。これは堆積した土の厚さや土質、色を記録する作業です。

記録写真を撮る際は、日差しの強い時を避けて行います。

北側では大きな土坑が見つかっています。記録作業を終え、完掘を目指して掘っていきます。
11月6・7日(木・金)に飯田館跡の発掘調査説明会を行います。
土砂災害対策事業に伴う発掘調査です。南側斜面の曲輪と考えられる場所を調査し、造成年代や廃城後の土地利用の様子が伺える成果を得ました。

日時:令和7年11月6・7日(木・金)両日とも下記の時間で実施
①9:30 ②11:00 ③13:30 ④15:00
※説明会は予約制で、1回5名程度、30分ほどの説明となります
下記まで電話でお申し込みください。
調査遺跡:飯田館跡発掘調査現場
場所:山形市飯田4丁目【地図】
※駐車場は狭いので詰めて駐車してください。
※雨天時は屋内での遺物説明となる場合があります。
ー申込み先ー
(公財)山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301

今週は東側調査区の空撮を行う予定のため、地表をきれいに整える作業から始まりました。

調査がはじまってから2回目の空撮の様子です。

5区の縄張りを行い溝を掘り、面整理に着手しはじめました。表土から須恵器の破片が見つかりました。

調査区の南側で東西方向と南北方向に張りめぐらされた溝が見つかりました。これから溝の中の土を丁寧にけずっていきます。

調査区南側では溝の他に土坑も見つかりました。2つの土坑が重なり大きな跡になっているので複数人で手分けして掘っていきます。

10月11日に発掘調査説明会を開催しました。雨予報で足元の悪い中でしたが、多くの方にご来跡いただきました。心より感謝申し上げます。