今週から、飯田館跡の発掘調査が始まりました。職員2名、作業員11名で約4か月間の調査に挑みます。地元住民の方々、関係各所の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
調査範囲は館跡の南側斜面になります。災害対策工事を行う前に、これから曲輪や水路跡の調査を行っていきます。
本格的に作業を開始しました。まず草を刈り、道をつくり、境界にネットフェンスを張りました。週末は斜面にタラップを設置したので、安全に昇り降りすることができます。
今週から、飯田館跡の発掘調査が始まりました。職員2名、作業員11名で約4か月間の調査に挑みます。地元住民の方々、関係各所の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
調査範囲は館跡の南側斜面になります。災害対策工事を行う前に、これから曲輪や水路跡の調査を行っていきます。
本格的に作業を開始しました。まず草を刈り、道をつくり、境界にネットフェンスを張りました。週末は斜面にタラップを設置したので、安全に昇り降りすることができます。
今週の調査は、昔の人が掘ったと考えられる遺構(いこう)が残っているかどうかを確認する作業を行いました。ジョレンという道具を使って土の表面をきれいにしていきます。
土の表面をきれいにした後、ドローンを使って上空から写真を撮影しました。黒くみえるところが遺構と考えられる穴で、来週から丁寧に掘り下げていくことになります。何がみつかるのか楽しみです。
南北方向に先行して掘り下げている2m幅の区画では、調査区の南端で黒色土や褐色土が地盤の上に非常に厚く堆積していることが確認できました。
調査区南側に東西方向の先行掘り区画を新たに設定して掘り下げを進めました。土器の破片などの遺物や溝状の遺構が見つかりました。
交差点を挟んで北側の調査区では、草取りや面整理を行い、遺構や土層の状態の確認を進めました。
今週の調査では、土器が見つかる土の層を観察するための畦(あぜ)の撮影に向けて、清掃を行いました。この畦を観察することで、遺跡の中の土がどのように積もったのか考えることができます。
手ぶれによって写真がぶれないように、頑丈(がんじょう)な三脚にカメラを取り付けて撮影をしています。撮影した写真は発掘調査報告書に掲載(けいさい)されることになります。
調査区中央を東西方向に掘り下げた箇所の記録作業を行いました。黒色土や暗い褐色土が厚く堆積していることがわかります。
古い河川の流れで運ばれてきた砂利や礫のうえに暗い褐色土が堆積し、それを掘り込む柱穴などの遺構(写真右)を覆うように黒色土が堆積しています。
土器を含む黒色土層の堆積を確認するため先行して北から掘り進めている幅2mの区画は、まもなく調査区の南端(ブルーシートがかかる斜面)に到達します。
今週の調査では削器(さっき)という種類の石器が見つかりました。
昔の人が掘ったとみられる穴を掘り下げている様子です。土器等が入っていないかよく観察しながら、丁寧に調査を進めていきます。
今週は天気が読みずらいですが、予報を見ながら調査を進めていきます。北側の調査範囲をドローンで上空から撮影しています。
こちらがドローンで撮った写真です。上空から見ると違う視点から遺構の配置などが整理できます。
交差点を挟んだ2区の調査も始まりました。範囲は狭いですが、土を見ながら重機で掘っていきます。
重機である程度掘削したあと、人力で掘っていきます。
今年も出前授業が始まりました!
今年度一校目は、大江町立本郷東小学校です。
弓矢飛ばし体験では、皆さんコツを掴むのが早く、たくさんの的に当てていました。
二校目は、寒河江市立寒河江中部小学校です。
縄文時代の講話は、皆さん集中して聞いてくれていました。今後の授業へ繋がってくれると嬉しいです。
三校目は、山形市立蔵王第一小学校です。
火起こし体験では、1組火を付けることに成功し、大変盛り上がりました。他のグループの皆さんも、とても一生懸命取り組んでくれました。
焼土と炭化物をふくむ落ち込みが見つかったため写真に記録しました。このことから火を焚いた場所であることがわかります。この地点からは土器の破片もまとまって出土しました。
炭化物と焼土を含む落ち込みから出土した土器の破片が接合しました。パズルのように土器片をつなぎ合わせることで当時の形に復元していきます。
北側に設定したもうひとつの調査区周辺の草刈りを行い、発掘を始める準備をしました。梅雨入りしたとは思えないほどの晴天で暑い中での作業でした。
今週の調査では、縄文時代中期の浅鉢(あさばち)と考えられる土器が見つかりました。この遺跡からはバラバラになった状態の土器が見つかることが多いです。
今週は天気が良い日が続きました。
暑い中、土の色を見ながら掘り下げる作業が続きます。