南北方向に先行して掘り下げている2m幅の区画では、調査区の南端で黒色土や褐色土が地盤の上に非常に厚く堆積していることが確認できました。
調査区南側に東西方向の先行掘り区画を新たに設定して掘り下げを進めました。土器の破片などの遺物や溝状の遺構が見つかりました。
交差点を挟んで北側の調査区では、草取りや面整理を行い、遺構や土層の状態の確認を進めました。
南北方向に先行して掘り下げている2m幅の区画では、調査区の南端で黒色土や褐色土が地盤の上に非常に厚く堆積していることが確認できました。
調査区南側に東西方向の先行掘り区画を新たに設定して掘り下げを進めました。土器の破片などの遺物や溝状の遺構が見つかりました。
交差点を挟んで北側の調査区では、草取りや面整理を行い、遺構や土層の状態の確認を進めました。
調査区中央を東西方向に掘り下げた箇所の記録作業を行いました。黒色土や暗い褐色土が厚く堆積していることがわかります。
古い河川の流れで運ばれてきた砂利や礫のうえに暗い褐色土が堆積し、それを掘り込む柱穴などの遺構(写真右)を覆うように黒色土が堆積しています。
土器を含む黒色土層の堆積を確認するため先行して北から掘り進めている幅2mの区画は、まもなく調査区の南端(ブルーシートがかかる斜面)に到達します。
今週は天気が読みずらいですが、予報を見ながら調査を進めていきます。北側の調査範囲をドローンで上空から撮影しています。
こちらがドローンで撮った写真です。上空から見ると違う視点から遺構の配置などが整理できます。
交差点を挟んだ2区の調査も始まりました。範囲は狭いですが、土を見ながら重機で掘っていきます。
重機である程度掘削したあと、人力で掘っていきます。
焼土と炭化物をふくむ落ち込みが見つかったため写真に記録しました。このことから火を焚いた場所であることがわかります。この地点からは土器の破片もまとまって出土しました。
炭化物と焼土を含む落ち込みから出土した土器の破片が接合しました。パズルのように土器片をつなぎ合わせることで当時の形に復元していきます。
北側に設定したもうひとつの調査区周辺の草刈りを行い、発掘を始める準備をしました。梅雨入りしたとは思えないほどの晴天で暑い中での作業でした。
土器を含む層は調査区全体に広がります。幅2mの区画を掘り下げて、土の堆積状況を確認していきます。
完全な形に近い須恵器(すえき)の坏(つき)が見つかりました。平安時代に窯で焼かれた、食べ物を盛る器です。
1日の調査で取り上げた遺物です。角ザルいっぱいの土器片が毎日のように出土しています。
調査区を横断するように掘ったトレンチではさっそく遺構が見つかっています。
土器が密集して出てきました。記録用の写真を撮るために土器の周りをきれいにしていきます。形を崩さないように慎重に作業します。
きれいにした後、カメラで写真を撮っていきます。
測量機器を用いて4m間隔で印を打ち、調査区をマス目状に区切っています。
重機による表土掘削の後、調査区の壁面を削ってきれいにし、地層の状態を確認します。
面整理作業が始まりました。土器のかけらを含む層の表面を削っていきます。
作業員雇用開始前に重機による表土の掘り下げを進めました。遺跡は山形空港の近くに位置します。
調査開始式の様子です。職員3名と21名の作業員で調査にのぞみます。
調査区のまわりにはサクランボ畑が広がります。ご迷惑をおかけしないように、境界にネットフェンスやロープを張りました。