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馬神昭和新田遺跡(8月4日~5日)


調査の最終週となった今週は、バックホーという機械を使って地面を深く掘り下げて、土層の観察を行いました。こうすることで、遺跡のある土地がどのように出来上がったのかを考えることができます。


発掘調査で使った道具などをトラックに積みこみました。暑い中の作業でしたが、無事に調査を終えることができました。調査に携わっていただいた皆様、ありがとうございました。


東原遺跡(8月4日~8日)


1区では遺物包含層の掘り下げが行われています。遺物量も土量も多いので層の色の変化に注意して掘り下げていきます。


遺構内から須恵器のフタと坏と呼ばれる碗状の容器の底部が見つかりました。この後、測量機械で遺物の位置を記録していきます。


2区でも掘り下げを行っています。調査範囲が狭いので周りに気を付けながら作業していきます。


長期休暇に入るので広範囲をブルーシートで養生していきます。


飯田館跡(8月4日~8日)


今週はお盆休みの前ということで、調査が終了したトレンチの埋め戻しから始まりました。


館跡からは雲の動きがよく見えます。西からの雨雲は、白鷹山付近で雨を降らして勢力を弱めるため、こちらの方にはあまり流れてこないようでした。


お盆休み前日の午後は、器材の片付けや収納、戸締りをして解散しました。


『令和7年度発掘体験』のご案内

令和7年度『遺跡発掘体験in東原遺跡』を開催します。

チラシ(PDF

日時:令和7年9月13日(土)10:00~12:00
対象:小学生以上
定員:約20名 ※先着順
参加費:無料
持ち物:へルメット(お持ちの場合、自転車用可)帽子・タオル・軍手・汚れてもよい服装・長靴・飲み物・雨具等
場所:東原遺跡(山形県東根市羽入)
申込方法:講座名と参加者の【氏名・年齢・郵便番号・住所・電話番号】をご記入のうえ、電話・FAX・Eメールのいずれかの方法でお申込み下さい。
締め切り:9月8日(月)※定員に達し次第締切ります

問い合わせ・申し込み先
(公財)山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023‐672‐5301 FAX:023‐672‐5586
mail:yac@yamagatamaibun.or.jp


飯田館跡(7月28日~8月1日)


曲輪のトレンチ調査が始まりました。盛土をしたのか、山を切ったのか。どのような方法でつくられたのでしょうか。


曲輪の調査では、いくつか近代の陶磁器が見つかりました。また、旧表土を掘り下げていくと風化礫の層があり、西側斜面と同様な地層であることがわかりました。


ドローンでの空撮を行いました。住宅街での飛行ですが、国土交通省の許可を得て撮影を行っています。


東原遺跡(7月28日~8月1日)


今週も引き続き、遺物を多く含む層を掘り下げていきました。写真手前に写ったカゴの中には、椀(わん)や甕(かめ)など様々な土器の破片が回収されています。


猛暑続きと雨不足で調査区の土もカラカラです。水をまいて湿らせます。暑い日はまだまだ続きそうですので皆様もこまめに水分補給してのりきりましょう。


高校生を対象にしたゼミナールが開かれました。県内外からお越しの参加生徒さんたちに、発掘調査現場での作業を体験していただきました。


飯田館跡(7月22日~25日)


週のはじまりから猛暑が続いています。南斜面は日当たり強く、気温が37度を超えているため、こまめな休憩など、熱中症予防に注意を払いながら取り組んでいます。


上の方のトレンチから古銭が出土しました。”永”の文字が見られることから、寛永通宝のようです。


奥の方へとフェンスを広げています。斜面は徐々になだらかとなり、平場である曲輪が見受けられます。


馬神昭和新田遺跡(7月21日~25日)


今週も遺構(いこう)の調査を進めました。ピットと呼ばれる小さい穴を丁寧に掘り下げています。猛暑日(もうしょび)は、地面からの照り返しも強いので、とても暑くて大変です。


こちらは別の遺構の調査の様子です。様々な分析をするため、遺構の中の土を袋に回収しています。実は、土の中には昔の人々の暮らしを考えるための大切なヒントがたくさん眠っています。


7月21日には現地説明会を開催しました。暑い中、50人以上の方々が調査成果の説明に耳を傾けてくださいました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。


東原遺跡(7月22日~25日)


連日の猛暑と少雨で調査区の乾燥が進んでいます。2m幅の先行掘りが終了したところで2回目のドローン空撮を行いました。


写真右上を一直線に伸びるのが山形空港の滑走路です。6月23日~27日の調査速報写真と見比べて、調査区全体の土が乾燥で白くなっているのが分かります。


先行掘りの所見を踏まえ、遺物が多く含まれる土層について調査区全体を掘り下げていきます。作業範囲に水をまきブルーシートで覆い蒸らして、本来の土色を確認しながら精査しています。