令和8年度山形県埋蔵文化財センター任期付職員(埋蔵文化財調査員)の募集のお知らせです。
応募される方は採用要項の通り、
必要書類を準備の上お申し込み下さい。
なお応募書類の締め切りは2026年1月26日(月)必着です。
採用要項(PDF)
センターでは、総務事務を担当する職員の募集を行っています。
雇用員数:1名
雇用期間:令和8年2月1日~令和9年1月31日
就業場所:上山市中山字壁屋敷5608番地
就労をご希望の方は、下記ハローワークのリンクをご確認の上、最寄りのハローワークで申し込みをお願いいたします。
※ハローワーク紹介状・履歴書を郵送いただき、
その後面接日時を電話で連絡します。
求人番号:06010-22223351
令和7年度市町村巡回展の3か所目は中山町です。

中山町歴史民俗資料館にて、
企画展『発掘された中山町の遺跡』を開催します。
これまで発掘調査が行われた中山町の遺跡の出土品を展示します。
ぜひこの機会にご覧ください。
[展示期間]
令和7年12月2日(火)~令和8年1月20日(火)
10:00~16:00(最終入場15:30)
[展示場所]
中山町立歴史民俗資料館
山形県東村山郡中山町長崎6005
[入館料]
大人100円 学生50円 小・中学生30円
※土曜日に限り、小・中学生は無料で入館できます
[ギャラリートーク]
埋蔵文化財センターの職員が展示品の解説を行います。
令和7年12月20日(土)14:00~ 予約不要
チラシ(PDF)

調査の最終週は埋め戻しやフェンスの取り外しなど、現場の整備を行いました。

器材の撤収を行い、約5か月間の調査が終了しました。調査にご協力いただいた関係各所の皆様に、心からお礼を申し上げます。

今週は撮影と調査説明会を行うため、調査区の掃除をするところから始まりました。

調査説明会は1日4回に分けて、11月6日・7日の2日間行いました。お越し下さった約20名の皆様、ありがとうございました。

週のはじめは時雨が続き、雨が降ったり晴れたりと、難しい天候の中作業を進めました。

調査は終盤ですが、掘り進めることで新しい遺構が見つかります。丁寧に精査をしていきます。

地表面から深く掘り下げた調査区南側は、来年調査を再開するまでの間、安全対策として壁ぎわをスロープ状に埋めておきます。

今年度調査が完了した調査区全景です。冬期間の安全対策として、ネットフェンスとロープ柵の二重囲いで立ち入りできないようにしておきます。

大量の土器片を収納したコンテナは非常に重く、搬出用のトラックに積み込むのも一苦労です。5か月余りの調査を無事に終え、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

引き続き、5区の面整理をしたところ、中央から円形状の遺構が検出されました。

遺跡の中央に位置する水路跡を調査しました。重機を使用した跡がないため、当時の人が手掘りで岩盤を削り造ったようです。

5区の円型状の遺構を調査しました。砥石が多く出土しています。

調査区南側で見つかった溝跡などの調査が終了したのでドローンを使って空撮を行いました。溝跡が同じ方向に向かって延びていることがはっきりとわかります。

調査区中央部分では竪穴建物の調査を進めました。調査区の壁をきれいにして、土が堆積している様子を確認しています。

調査区周りのネットフェンスの張り替えも進めています。すぐ近くに道路があるので、十分に注意しながら作業を進めています。

引き続き、5区の表土を掘削しています。重機の入ることができない箇所なので、人の手で行っています。

4区からは整地する際に混ざったのでしょうか、瓦の破片が次々と見つかりました。

着々と記録作業を進めています。発掘調査もあと残り1か月になりました。