「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

東原遺跡(6月16日~20日)


焼土と炭化物をふくむ落ち込みが見つかったため写真に記録しました。このことから火を焚いた場所であることがわかります。この地点からは土器の破片もまとまって出土しました。


炭化物と焼土を含む落ち込みから出土した土器の破片が接合しました。パズルのように土器片をつなぎ合わせることで当時の形に復元していきます。


北側に設定したもうひとつの調査区周辺の草刈りを行い、発掘を始める準備をしました。梅雨入りしたとは思えないほどの晴天で暑い中での作業でした。


馬神昭和新田遺跡(6月9日~13日)


今週も土器や石器を探しながら土の層を掘り進めていますが、なかなか見つかりません。根気強く作業を進めています。


遺跡近くにある大谷小学校の6年生が発掘体験に来ました。移植(いしょく)ごてを使って土の層を掘っていくと、数点の土器などが見つかりました。今後も多くの土器や石器を見つけられるよう調査を進めていきます。


東原遺跡(6月9日~13日)


土器を含む層は調査区全体に広がります。幅2mの区画を掘り下げて、土の堆積状況を確認していきます。


完全な形に近い須恵器(すえき)の坏(つき)が見つかりました。平安時代に窯で焼かれた、食べ物を盛る器です。


1日の調査で取り上げた遺物です。角ザルいっぱいの土器片が毎日のように出土しています。


東原遺跡(5月22日~23日)


作業員雇用開始前に重機による表土の掘り下げを進めました。遺跡は山形空港の近くに位置します。


調査開始式の様子です。職員3名と21名の作業員で調査にのぞみます。


調査区のまわりにはサクランボ畑が広がります。ご迷惑をおかけしないように、境界にネットフェンスやロープを張りました。