今週は、現場や事務所の後片付けを行いました。
遺跡から出てきた遺物をトラックに積み込こんでいます。4回に亘る行司免遺跡の調査も今回で終了です。これからは、センターで整理作業を行います。
調査も終盤です。通路になっていて調査できない部分を最後に掘っています。土器が逆さまになった状態で出土しました。
墨書土器です。「作」の字が確認できます。
墨書された土器が出てきました。解読が難しい文字です。
木組状の遺構をギプスとウレタンで固定し、取り上げを行いました。なお、取り上げには東北芸術工科大学に協力してもらいました。
調査区を東西に切った断面を撮影しました。赤線から上の部分は、炭や遺物が多く出土する層です。黄色い線は、平安時代よりも新しい時期の溝跡です。
調査区西側の溝の残り部分から、土器がまとまって出ています。
遺物が溝跡になだれ込むような状態で出てきました。写真右側の白いものは火山灰です。
木組みの遺構が出てきました。木棺墓の木材の組み方に類似しております。
土層観察用に残していた部分を掘り下げた様子です。大量の土器が出た遺構の残りの部分です。
調査区を東西に走る溝が平行して検出されました
溝跡を掘りきった時の写真です。斎串らしきものや箸が出てきました。なお、写真の一番奥の壁の上の層が黒くなっていますが、これは墨や土器が集中する遺構の名残りです。
調査区全体を西から東に向かって撮影しました。1枚目の写真の溝が手前に見えます。先週お伝えした何本も平行して走る溝も写真中央付近にあります。
調査区を深く掘ったところ自然木が出てきました
溝跡を掘りきりました。
炭が擂鉢状に検出されました。須恵器のかけらが出ており、これには何かの文字が書かれていました。
文字がはっきりと見てとれる資料です。「矢」「作」とも読めるようですが、「矢」に見える文字は別な文字にも見て取れます。文字の解読は整理作業の際の課題の一つとなります。
細い溝が幾条も平行して出てきました。
土器の底の部分に文字が書かれています。
炭が集中しています。焼けてボロボロになった礫も混じっていました。
新しく溝を検出し、掘り下げました。土器片や箸が出土しました。
土の色が周りと異なる箇所からは土器が出ています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research