「八反遺跡第2次」カテゴリーアーカイブ

八反遺跡2次(10月1日~5日)


竪穴建物の調査を続けています。
複数の建物が重なり合っているため慎重に掘り進めます。


竪穴建物を掘り下げた様子です。
柱穴や周溝(しゅうこう)と考えられる穴が見つかりました。


古墳時代の土器がまとまって出土しました。
胴部が丸い壺形の土器など出土しています。


八反遺跡2次(9月24日~28日)


縄文の遺物が出ている地点の面整理を行いました。
土の色の違いが見えにくい部分もあるので、両刃鎌で丁寧に削ります。


面整理を終え、遺構を検出した状況です。
土坑跡などが見られました。


遺物としては石器が多く見つかっています。
写真は石匙(いしさじ)です。


石器がまとまって見つかった地点もありました。


八反遺跡2次(9月18日~21日)

先週調査を進めた溝の断面の様子です。
上幅約2m、深さは約1.2mの台形状に掘られていました。
12~13世紀の遺物が出土しています。


今週は天候に泣かされた週でした。
雨で遺構の掘り下げができない日に、縄文時代の遺物が出る地点の掘り下げを行ないました。


縄文時代の石箆(いしべら)という石器が出土しました。
他にも石錘(石のおもり)等が出土しています。


八反遺跡2次(9月10日~14日)


A区南北にのびる溝跡の精査を引き続き行っています。
先週と比べると、だいぶ深くなってきました。


溝跡から、台形状の紡錘車が出土しました。
石ではなく、土を焼いて作られているようです。


ひとたび強い雨が降ると、あっという間に溝跡に水がたまってしまいます。
バケツリレーで水を出しています。


八反遺跡2次(9月3日~7日)


A区の遺構精査を進めています。
数多くの遺構があるため足元に気をつけながら掘り進めています。


写真は井戸跡とみられる遺構です。
1mほど掘ったところから、薄い板状の木製品が出てきました。


100m以上にも及ぶ溝跡を一斉に掘り進めています。
どの位の深さになるのでしょうか。


八反遺跡2次(8月27日~31日)


B区第2面の面整理作業を行っています。
ジョレンを使って遺構を見やすくします。


B区第2面の遺構検出状況です。
土坑、溝跡を中心に数多くの遺構が見られました。


中央部には土壇状の大型遺構が検出されました。
多くの列石、集石から成っています。
また、周辺からは古銭、刀子などの鉄製品、中世の陶磁器が見つかりました。


八反遺跡2次(8月20日~24日)


お盆が明け、まだまだ暑い日が続いていますが、今週から作業を再開しました。
B区上層の調査が終了したので、その部分の土を除去し、下層の調査へ備えます。


A区にある土坑の底の方から、木製品である曲物の一部が見つかりました。
きれいな円形をしています。
ふたの部分なのか、底の部分なのか、取り上げるのが楽しみです。


A区の他の土坑からは欠けた所のない、きれいな勾玉(まがたま)が見つかりました。
当時この勾玉をつくった人は、どのような思いをこめたのでしょうか。


八反遺跡第2次(8月6日~8月10日)


石製の紡錘車(糸をつむぐための道具)が出土しました。
直径10cmほどで、中央に棒を通すための穴が開いています。


広い範囲に石が敷き詰められた遺構から、古銭が9枚まとまって出土しました。


石が詰め込まれた遺構から板碑(中世の供養塔)が出土しました。
この他にも同じ遺構から3点の板碑破片が出土しています。