大手町の調査を終え、調査区の埋め戻しと砕石の敷設を行いました。
現場事務所の撤収を行いました。
今年度の調査も発掘作業員の皆様の尽力により無事終了いたしました。近隣の皆様、関係各所の皆様、ご協力ありがとうございました。
大手町の調査区西側下層の土層を記録しています。
ほぼ均質な砂の層からなっており、時間をおかず堆積したと考えられます。
東側の調査区も遺構検出面を掘り下げました。
西側同様に砂の堆積層の下に大小の礫がありました。
大手町の東側調査区の遺構の掘り下げを終え、平面図を作成しました。
西側調査区の遺構検出面を掘り下げました。
砂の堆積層の下に大量の礫があり、礫河原のような状態が広がっていました。
大手町の調査区の東側の遺構検出を終え、撮影を行いました。
深い撹乱が入り込んでいますが、想像していたよりも遺構が良く残っていました。
現在調査している面からは近世の土坑が見つかりました。
18世紀の染付の碗や軒丸瓦が出土しています。
7月中旬から行ってきた大手町の調査は8月末でひとまず調査を終えました。
完掘状況の撮影に向けて、住居跡の掘り下げと周辺の記録作業を行いました。
大手町の調査区の東側、今年度最後の調査区の表土除去を行いました。
来週以降こちらの調査を進めます。
北西角の住居跡を掘り下げています。
土器片が集中している部分があり、8世紀頃の土師器の甕や坏が出土しています。
調査区には大小の石が集中している部分があり、馬見ヶ崎川の旧河道であった時の中州のような部分ではないかと思われます。
人為的な痕跡だけでなく、かつての地形もうかがえます。
平面図を作成し、完掘した遺構の標高を記録します。
遺構が重なりあっているのでより新しい遺構から掘り下げ・記録を行い、終えた所から古い遺構を調査します。
調査区を南北に通る溝を記録用のベルトを残して掘り下げています。
遺構に堆積した土と地山の砂の間に、酸化鉄の厚い層ができていました。
遺構検出面をさらに掘り下げた面から、竪穴住居跡が見つかりました。
土師器の甕の破片など遺物が多く出土しています。
先週までの梅雨空から一転、真夏の空の下での作業となった一週間でした。
現場は連日かなりの高温となりました。
調査区はかつての馬見ヶ崎川の流路の中にあります。
堆積した砂の上に遺構があるためとても崩れやすく、土嚢で養生しながら調査を行っています。
大手町の調査区にも測量用の杭を設置しました。
設置した杭は測量機器を据える際や図面を作成する際の基準として使用します。
遺構の掘り下げをはじめました。
この土坑からは18世紀の染付の碗や擂鉢が出土しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research