「藤島城跡第7次」カテゴリーアーカイブ

藤島城跡第7次(2018年6月25日~29日)

以前紹介しました遺構の堆積を確認しました。深さは1mを超えます(青線:断面の線)。遺構の直径や深さなどから、井戸(いど)跡と考えられます。

こちらも形状から、井戸跡かもしれません。深さは約1.6mです。大変深く、安全を確保しながら掘り下げていきます。

遺構に堆積した土を観察するために、遺構を縦に断ち割りました。比較的に土の色の違いがわかりやすい堆積土であることがわかります(写真左側)。堆積土は上から、灰色・黄色・黒色の3層に分かれる土が重なっていました。


藤島城跡第7次(2018年6月18日~22日)

直径2mを超える遺構(赤線で示した部分)を調査しています。この他にも、2mを超える遺構が点在しています。土の堆積や出土品などを確認しながら調査しています。

 

土の堆積状況は、メジャーやコンベックスなどの測量道具を用いて用紙に図化するなどして記録に残します。他にカメラによる写真撮影も行い記録に残します。


藤島城跡第7次(2018年6月11日~15日)


梅雨に入ると、排水作業の日々が続きます。柄杓(ひしゃく)やスポンジできれいに雨水を集めています。

青磁(せいじ)という焼き物の破片(お碗の縁の部分)が出土しました。文字通り、表面は青(緑)色です。
青磁の割れ口には黒色の漆が付着していました。接着剤として使用し、割れたお碗を修復したことがわかります。

 


藤島城跡第7次(2018年6月4日~6月8日)

遺構の存在を確認するための検出作業をしています。ジョレンという道具を用いて表面を削り、土の色や質の違いなどを観察しています。

遺構検出後、ドローンを用いた写真撮影を行いました。調査区は、赤線(破線)で示した部分です。

調査区を真上から撮影しました(写真上が西)。黒っぽい部分を遺構と考えています。また、白い石の集まりが規則的に並んでいます。建物の柱穴だと思われます。


藤島城跡第7次(2018年5月28日~6月1日)

藤島城跡の調査が始まりました。庄内農業高等学校の敷地内に新しいライスセンターを建設する予定地が対象です。初めに、調査する範囲をロープで設定しました(赤線で示した範囲)

バックホウにて、表土を取り除いていきます。土の色や質を確認しながら、慎重に掘り下げていきます。