調査も終盤となり、ドローンにて調査区全体の写真撮影を行いました(右が北)。上空から撮影することで、遺構の位置関係がみえてきます。
調査で使用した機材を洗浄、片づけした上で、調査は終了しました。
以前紹介しました遺構の堆積を確認しました。深さは1mを超えます(青線:断面の線)。遺構の直径や深さなどから、井戸(いど)跡と考えられます。
こちらも形状から、井戸跡かもしれません。深さは約1.6mです。大変深く、安全を確保しながら掘り下げていきます。
遺構に堆積した土を観察するために、遺構を縦に断ち割りました。比較的に土の色の違いがわかりやすい堆積土であることがわかります(写真左側)。堆積土は上から、灰色・黄色・黒色の3層に分かれる土が重なっていました。
直径2mを超える遺構(赤線で示した部分)を調査しています。この他にも、2mを超える遺構が点在しています。土の堆積や出土品などを確認しながら調査しています。
土の堆積状況は、メジャーやコンベックスなどの測量道具を用いて用紙に図化するなどして記録に残します。他にカメラによる写真撮影も行い記録に残します。
梅雨に入ると、排水作業の日々が続きます。柄杓(ひしゃく)やスポンジできれいに雨水を集めています。
遺構の存在を確認するための検出作業をしています。ジョレンという道具を用いて表面を削り、土の色や質の違いなどを観察しています。
遺構検出後、ドローンを用いた写真撮影を行いました。調査区は、赤線(破線)で示した部分です。
調査区を真上から撮影しました(写真上が西)。黒っぽい部分を遺構と考えています。また、白い石の集まりが規則的に並んでいます。建物の柱穴だと思われます。
バックホウにて、表土を取り除いていきます。土の色や質を確認しながら、慎重に掘り下げていきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research