2011年から3年間発掘調査を行なった東根市の八反遺跡は、現在報告書作成作業を行なっています。
以前お知らせした一括出土銭は、無事に保存処理が終了し、センターに帰ってきています。
出土した状態のまま保存処理を行なったため、このままでは内部の様子を知ることができません。
そこで、病院などでお馴染みのX線CT撮影を行ないました。内部の様子が3次元で記録されるため、あらゆる角度から観察することができます。
古銭は約100枚を一つづりとした緡(サシ)と呼ばれる単位になっています。
1段に16本、5段で80本のサシが納められていることがわかりました。約8,000枚の古銭が入っていることになります。
4本から5本のサシをひとまとまりとして曲物に納めていった様子が見て取れます。(下の写真をクリックすると動画になります)
今後、古銭の枚数や種類を調査していく予定です。