県教育委員会によって、調査区に隣接する高瀬山古墳(県指定史跡)周辺の残土埋め戻しが行われました。
埋め戻しを終えた調査区の近景です。今後、高瀬山は歴史公園として整備が進められる予定です。
2ヶ月に及ぶ調査が無事終了しました。作業員の皆さん、御協力いただいた地域・関係者の方々に心より感謝申し上げます。
掘り下げを終えたF区の全景です。遠くに朝日連峰を望んでいます。
地面を垂直に断ち割って、土器の埋設状況を調べています。
埋められたままの状態で縄文土器を取り上げました。土壌分析で、中に含まれる成分についても調べる予定です。
今回の調査でもっとも広いF区の掘り下げを行っています。
東の壁際から、土師器の甕と思われる土器片がまとまって出土しました。
南側の土坑からは、埋められたままの状態で、ほぼ完全な形をとどめた縄文土器が出土しました。
ほぼ元の状態をとどめた形で、縄文土器が出土しました。
最上川の河岸段丘の旧地形が確認できます。
竪穴住居の一角を慎重に掘り下げていきます。
口の部分の円い形がほぼ分かる状態で土器が出土しました。
土層の断面から、炉の跡と思われる焼土の状態を観察します。
溝状の調査区(トレンチ)に沿ってアルミタワーを移動させながら、デジタルカメラで平面を記録していきます。
赤い焼土が見つかったトレンチを広げて掘り下げました。四角い竪穴住居の隅の部分と考えられます。
高瀬山遺跡は、最上川ふるさと総合公園のスケートパーク周辺にあります。
遺物や生活の跡が確認できる深さまで、機械を使って掘り下げていきます。公園の設備工事部分に沿うため、調査区は大部分が線掘り(トレンチ)です。
手掘りで掘り下げたC-4トレンチの斜面部分から、縄文土器や石器などのかけらが多数出土しました
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research