重機で表土を剥ぎ取った後に、少しずつ土を削っていき、この地に遺された生活の痕跡を探していきます。
削って現れた黒い土の範囲は、形や大きさから、2棟以上が重なった竪穴住居の跡と考えられます。
遺跡や出土した遺物の位置を正確に記録するため、公共座標に合わせた基準点を設置しているところです。
昨年に続く2次調査を5月10日から開始しました。
7月下旬まで3ヶ月ほどの調査期間を予定しています。
先ずは機材道具の積み下ろしからスタートです。
11日から重機械による調査区の表土掘削を行いました。
写真の奥が昨年度調査した箇所になります。
中央の黒く四角い範囲は竪穴住居の跡のようです。
時代はこれからの調査で明らかになりますが、周りから出土した土器片などにより、平安時代のものと思われます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research