
岩崎遺跡の発掘調査も、いよいよ最後の週です。
プレハブの掃除や、道具などの後片付けに入ります。

センターに持ち帰る遺物や道具などを、皆でトラックに積み込みます。

トラックをお見送りです。

これで岩崎遺跡の調査はすべて終了です。
持ち帰った資料を基に、これから整理作業が始まります。
作業員の皆さん、お疲れ様でした。
そして、有難うございました。

今週は岩崎遺跡の空撮です。天候がずっと雨がちだったので、遺跡の中の掃除が大変です。

空撮はラジコンのヘリコプターを使って撮影します。

空から見た調査区です。

月曜日の大雨で、調査区が水没してしまいました。

水中ポンプでの排水が終わった後は、柄杓やスポンジを使って水を取り、遺構の中をきれいにします。

横板を使って組んだ井戸跡の、井戸枠をはずした状況です。

縦板を並べて組んだ井戸跡の中から、井戸枠の補強に使ったと考えられる木材が出土しました。しっかりとほぞを作って組んでいます。

10月14日に調査説明会を開催しました。約70名の方がご参加くださいました。

出土した遺物も展示しました。昨年度出土した分はすでに復元しているので、全体の形が分かりやすくなっていると思います。

解体した井戸枠です。組み合わせるためのほぞがあります。各段の高さが違っており、非常に複雑な組み方をしていたようです。強度を保つためでしょうか。

横板を組み合わせて井戸の断面写真です。中から捨てられた井戸枠の板材が出てきました。

同じ井戸を完掘した状況です。井戸枠の高さを調整するために、角に石を置いていることが分かりました。

写真撮影のため、井戸の周りをきれいに掃除しています。

来週の現地説明会のために、遺跡の中を掃除しているところです。来ていただく皆様に、気持ちよく見学してもらえるように頑張っています。

井戸です。縦板を並べて井戸枠を作っています。周りの土の圧力で内側に倒れています。

井戸です。こちらは横板を組み合わせて井戸枠を作っています。中には炭や土器が棄てられていました。

井戸跡の底からほぼ完全な形の土器が出土しました。

寄って撮影した写真です。

調査する地面を平らにするために、水糸を張って定規で高さを測りながら、慎重に削っていきます。

平らに削りあがった状況です。地面のコントラストがはっきりと見て取れます。

今週も排水作業からのスタートとなりました。

井戸跡から、木の枠と多くの土器が出てきました。
これから慎重に掘り進めていきます。

遺構から潰れた状態で土器が確認されました。
復元できそうです。

溝跡から古銭が見つかりました。
磨耗が著しく、文字ははっきりとは読めませんでしたが、
「元」という文字は確認できました。

台風の被害は最小限で済みましたが、やはり調査区の中には水が溜まっていました。水中ポンプで排水しているところです。

作業員さんが一生懸命に遺跡の中をきれいにした後、調査員が遺構の検出を行いました。

遺構の検出も終わり、作業員さんに組み立ててもらったタワーの上で、調査員が遺跡の全景写真を撮影しました。

岩崎遺跡の遺構検出状況の全景写真です。

いよいよ岩崎遺跡の2次調査が始まります。

まずはこれから約2ヶ月間を過ごす、プレハブなどの環境整備作業の様子です。

重機での表土の剥ぎ取りをおこなっています。調査員が慎重に遺構面を確認しています。

さっそく風字硯(古代の硯)の一部が出土しました。これからどの様な遺構・遺物と出会えるのか楽しみです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research