事業区の東端部においてトレンチを追加し、遺跡の広がりを確認しました。
縄文時代晩期の土器が出土しました。馳上遺跡の主要な時代とは異なるため、別の遺跡が存在する可能性が考えられます。
16日の月曜日に、道の駅の事業関係者等に今回の成果を確認してもらいました。来年度の発掘調査に向けて、今後の課題なども整理しました。
今週も秋晴れの天気に恵まれて、計画以上のペースで調査を進められました。
事業区の西側は遺跡の中心部に近く安定した地盤なため、遺構の痕跡もはっきりと判別できます。
こちらは事業区中程のトレンチから見つかった古墳時代の土器です。欠損部分が少なく、ほとんど元の形状のまま出土しました。
11月2日から、米沢市に所在する馳上遺跡の第7次調査が始まりました。
建設中の東北中央道のインターチェンジに隣接して整備される道の駅の事業用地が調査の対象です。
発掘は2m×10mのトレンチと呼ばれる溝を、数十か所掘って調査します。
耕作土下の遺物包含層から古墳時代の土器が見つかりました。これから、包含層の広がりを確認するための調査を継続します。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research