「山形城三の丸跡第20次」カテゴリーアーカイブ

山形城三の丸跡第20次(9月19日~9月22日)


城北町の調査区の土層を記録しています。調査区は馬見ヶ崎川の旧河道域にかかっており、土と砂の層の堆積状況から氾濫を繰り返していたことがわかります。


堆積土上に17世紀頃の肥前陶器が出土した遺構検出面がありますが、その堆積土の中から青磁碗が出土しました。さらに約80cm掘り下げた下層からは8世紀頃の土器が出土しています。


山形城三の丸跡第20次(9月11日~9月15日)


今週で大手町の調査区は、調査終了となります。
完掘全景写真を撮影するため、調査区内のクリーニングを行っています。


溝跡の平面図を作成して作業終了です。
遺構検出面のほとんどが砂と礫からなる調査区なのですが、一部水捌けの悪い部分があり、そこに溝跡が残っていました。


山形城三の丸跡第20次(8月7日~8月10日)


今週も引き続き大手町の調査区西側の遺構検出を行いました。
厚く堆積した黒い土の下から黄色みを帯びた地山が見えてきました。


表土からは明治~昭和初期にかけてのガラス瓶も大量に見つかりました。うま味調味料の瓶が種類・数ともに最も多く、瓶の形から発売された時期がわかります。