旧中学校の礎石の根固め石を掘り下げました。深いものでは5~60cmも掘りこまれていました。出土遺物や学校図面を精査したところ、前回お伝えした明治時代の荘内中学校ではなく、昭和14年に着工した鶴岡中学校に関係する遺構の可能性が高くなってきました。
石をベルトコンベアで流すと、石の落下音で授業の邪魔をしてしまいます。掘り出した石は一旦調査区内に仮置きしています。
石が溜まったところで、作業員、調査員が総出でベルトコンベアの一部となり、優しく石を搬出していきます。
旧中学校の礎石の根固め石を掘り下げました。深いものでは5~60cmも掘りこまれていました。出土遺物や学校図面を精査したところ、前回お伝えした明治時代の荘内中学校ではなく、昭和14年に着工した鶴岡中学校に関係する遺構の可能性が高くなってきました。
石をベルトコンベアで流すと、石の落下音で授業の邪魔をしてしまいます。掘り出した石は一旦調査区内に仮置きしています。
石が溜まったところで、作業員、調査員が総出でベルトコンベアの一部となり、優しく石を搬出していきます。
西側の調査区も表土除去が終了しました。石を詰め込んだ溝から奥側が堀跡と考えられます。七ツ蔵を囲む堀の西堀にあたります。
東側調査区では荘内中学校の礎石痕跡の掘り下げを行なっています。近代のガラスや陶磁器が出土しています。
週の前半は雨の中での調査でした。調査区の周囲に溝を掘って遺構面の水はけを良くします。
遺構面をきれいにすると、石を詰め込んだ穴の列が見つかりました。鶴岡南高の前身である荘内中学校の礎石の痕跡と考えられます。
学校の屋上から撮影しました。調査区中央部の灰色に見える部分が堀跡の可能性があります。
山形県立庄内中高一貫校(仮称)の整備に伴う鶴ヶ岡城第3次の発掘調査が始まりました。高校の校舎のすぐ近くでの調査です。
今回の調査区は鶴ヶ岡城の七ツ蔵という米蔵があった場所にあたります。七ツ蔵を囲む堀と土塁が見つかることが予想されています。