川跡(SG02)断面の写真撮影を行った後、断面図を作成しました。
川底から出土した遺物の出土状況を撮影し、遺物番号を振りました。
綺麗な完形の土師器碗が出土しています。
出土位置を記録した後、遺物を取り上げます。
もろくなっているため、壊さないよう周囲の土を細かく取り除きながら慎重に行います。
A区中央にある、川跡の調査に取り掛かりました。
西の川(SG1)は比較的浅く、川辺部分に沿って土器が出土しています。
隣接する東側の川(SG2)のトレンチは、かなりの深さとなりました。
川底の砂層から流木や遺物が出土しています。
土師器の甕(かめ)も、出土しました。
流木の下から、棒状の木に樹皮の紐が巻かれた木製品も出土しました。
なんの用途で使われていたものでしょうか。
まとまった雨が降ると、水捌けの悪い調査区は、あっという間に水没していまいます。
この日は、排水ポンプで水を抜いた後、土を乾かしてから作業に取り掛かりました。
今週は、調査区全体の壁の清掃から作業を行いました。
遺跡全体の土の堆積状況を確認したあと、必要な土層部分の撮影、断面図の作成を行います。
A区の中央に位置する河川跡と溝跡の調査に取り掛かりました。
まずはトレンチを設定し、どの程度の深さがあるか確認していきます。
A区とB区の間を流れる用水路に、カルガモ親子がいました。
先週に引き続き、調査区の全景撮影を行いました。
撮影の前に、周辺の草刈り等の環境整備を行います。
遺物が集中して出土した場所も、注意しながら清掃します。
東から撮影したA区の全景です。
調査区の先には、建設中の道路が確認できます。
今週は、調査区全体の検出状況の写真撮影に向けて、作業を進めました。
写真の黒土部分は河川の跡です。
B区の全体写真を撮影しました。
西側(写真手前)に住居とみられる遺構が確認できます。
今週も梅雨らしくない晴天でした。作業も順調に進んでいます。
調査区の北から南に流れる河川跡に沿って、土師器・須恵器等の遺物が大量に出土しています。
古代の人々によって廃棄された物でしょうか。
勾玉の未成品も見つかりました。
大きさは5円硬貨と比較して見てください。
両面には穴を開けようとした痕跡がありますが、貫通していません。
今週は面整理を主に行いました。
土が乾きすぎないように、削る部分だけブルーシートを開けて作業を行います。
週の半ばは台風に備え、ブルーシートを抑える土のうの数を増やし、調査区の保護を強化しました。
重機での表土掘削が終わり、面整理に入りました。
同時進行で、遺物の出土位置や、図面作成の為のグリッド杭を調査区に設定していきます。
土が乾燥すると、ジョレンでは削りにくくなるため、散水機で水を撒きます。
調査区の壁際から土師器が出土しました。
6月4日から蔵増宮田遺跡の発掘調査が始まりました。
初日は開会式やオリエンテーションを行いました。
本格的な調査を開始する前に、調査区周辺に縄を張る等、安全確保の為の環境整備を行います。
調査区の東側から、重機での表土掘削に入りました。
河川跡や土師器、須恵器甕(かめ)の剥片などが、徐々に見つかっています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research