蝉田遺跡(7月30日~8月3日)


これまで見つかった遺構と同じように白い火山灰や黒い炭が混入した、
長く伸びる土坑(どこう)状の遺構(SK003)が見つかりました。
当遺跡で見つかる遺構の約1/3で、この火山灰が確認されています。


土坑SK003から、煮炊きに利用された,土師器(はじき)の甕(かめ)が見つかりました(写真は土器の内側)。
壊れた状態ですが、全体を復元できそうです(底は写真の下側)。
丁寧に取り上げてみると…


破片(土器外面)をよく観察すると、つまみのようなものがついていました。
写真はつまみを横から撮影したものです。
おそらく、同じつまみがもう一個あり、現在の鍋のように両手でつかんでいたと考えらえます。