羽黒神社西遺跡(8月11日・12日)


4区の西側には、大量の土器片や石器が分布していました。
先週、遺物の取り上げを行った後、今週はさらにその範囲を掘り下げました。
掘り下げたところ、遺物がさらに出土しました。


4区の南東部を掘り下げたところ、袋状土製品が出土しました。
本調査では、2点目の出土になります。


4区の南東部、袋状土製品が出土したところの近くで、土偶の足の部分が出土しました。


出土した土偶の足の部分を洗ってみると、表面に精緻な文様が施されていることがわかりまました。
元の大きさを考えると、かなり大きな土偶であった可能性があります。
今後の調査で、残りの部分が発見されることが期待されます。


4区の南東部の黒色土が拡がる範囲に、
地層の状態を調べるために、細長いサブトレンチを設けました。


サブトレンチの南側では、少なくとも3個の土器がその場所で潰れた状態で出土しました。
黒色土が拡がる範囲に、住居などの遺構がある可能性が考えられます。