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鶴ヶ岡城跡第3次(6月20日~24日)


旧中学校の礎石の根固め石を掘り下げました。深いものでは5~60cmも掘りこまれていました。出土遺物や学校図面を精査したところ、前回お伝えした明治時代の荘内中学校ではなく、昭和14年に着工した鶴岡中学校に関係する遺構の可能性が高くなってきました。


石をベルトコンベアで流すと、石の落下音で授業の邪魔をしてしまいます。掘り出した石は一旦調査区内に仮置きしています。


石が溜まったところで、作業員、調査員が総出でベルトコンベアの一部となり、優しく石を搬出していきます。


鶴ヶ岡城跡第3次(6月6日~10日)


週の前半は雨の中での調査でした。調査区の周囲に溝を掘って遺構面の水はけを良くします。


遺構面をきれいにすると、石を詰め込んだ穴の列が見つかりました。鶴岡南高の前身である荘内中学校の礎石の痕跡と考えられます。


学校の屋上から撮影しました。調査区中央部の灰色に見える部分が堀跡の可能性があります。