
先週に引き続き、A区とした調査区の面整理を行っています。
こげ茶色の小さい穴の跡(ピット)がたくさん見つかっています。

以前に紹介した、検出面までの深さが1mほどある調査区です。
こちらをB区とし、表土の掘削を始めました。

長雨の合間をぬって、面整理を開始しました。
どんな遺構や遺物が見つかるか楽しみです。

測量や遺物の取り上げの基準となる4mの方眼(グリッド)を設定しました。
このグリッドを使用し、遺構や遺物がどこで見つかったかを記録していきます。
センターの玄関ホールに、八反遺跡の一括出土銭を展示しています。
曲物にきれいに収められた古銭と、曲物に入ったままでX線CTを使って撮影した全ての古銭の写真を一度にご覧いただけます。
見学の際は、事前にご連絡をお願いいたします。
連絡先はこちらです。


展示パネルのPDFデータはこちら

今週は雨の日が多く、その中で出来る作業を行いました。
表土の厚さや堆積状況を確認するために、調査区の壁を綺麗にする作業を行いました。

雨の合間に、上記写真とは別の場所を遺構が確認できる深さまで掘り下げました。
この付近は、約1m掘らなければならないことが確認できました。

今週から作業員さんを雇用し、本格的に調査を開始しました。
調査についての注意事項などを、調査員・作業員で再確認しました。

先週とは違う場所を重機で掘り下げるため、その範囲を溝状に掘り下げました。
遺構が見分けられる深さの確認も行ないました。

調査を開始しました。
初めに調査区の表土を重機で掘り、昔の人が残した生活の跡が見える面を出していきます。

昔の人々の生活の跡(遺構)が見える面まで掘り下げました。土の色の違うところが遺構の可能性があります。
この後、人力で土を綺麗に削り、土の違いを確認して遺構を見つけていきます。
山形埋文では、これまで241冊の発掘調査報告書を刊行しています。
その報告書に掲載されている300以上の遺跡の位置を表示する地図を公開しました。
地図を見ることで、道路や建物などを作るために発掘調査が行われたことがよくわかります。
みなさんの家の近くでどのような発掘調査が行われたか探してみましょう。
発掘調査遺跡地図
今年度は発掘調査2遺跡、整理作業5遺跡です。
発掘調査が始まりましたら、発掘調査速報で調査の様子をお知らせいたします。
当センターでは、新型コロナウィルス感染防止対策の一環として、4月2日から、施設見学、設備利用、蔵書閲覧・貸出し及び出土遺物の一般の方への貸し出し、閲覧を停止しておりましたが、6月1日より、こうしたご要望のある方については、あらかじめお電話、メールにてご連絡いただき、ご相談に応じることといたしますのでお知らせいたします。
2020年4月1日、当センターの所在する上山市で新型コロナウィルスの感染者が確認されました。
山形県知事及び上山市長からのメッセージの趣旨を踏まえ、施設見学、設備利用、蔵書閲覧・貸出しを、4月2日から当面の間、停止させていただきます。
また、出土遺物の一般の方への貸出し、閲覧も停止いたします。
再開の時期は改めてお知らせいたします。
ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research