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東から西へ進めてきた調査も、ついに西端の調査区に到達しました。ほぼ全面に溝跡を検出しています。
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調査区西側でも底面に枝や木材を敷いた柱穴はたくさん発見されています。
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柱穴のひとつを地山ごと断ち割って、木材の敷き詰められた底面の断面を調査しました。一部には、ほぞがつくられた木材が使われているのがわかります。
8月10日(土)に中関屋遺跡の発掘調査説明会を行ないます。
柱穴の図面作成
溝跡の掘り下げ
新庄市内では今まで不明であった、平安時代の集落跡の様相が明らかとなりました。集落は溝跡によって外側を囲まれており、内側に掘立柱建物跡や土坑などの遺構が確認されました。遺物では、須恵器・土師器などが出土しています。
現地説明会案内(PDF)
日時:令和元年8月10日(土) 午後2時~(小雨天決行)
調査遺跡:中関屋遺跡
場所:新庄市金沢字中関屋・県立新庄病院改築予定地(地図)
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溝跡を掘り下げていくと、底面付近から木製の櫛(くし)が出土しました。江戸時代頃のものでしょうか、歯の部分までしっかり残っていました。
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また、調査区北側の面整理も開始しました。水はけが悪いため、ジョレンかけをするのも一苦労です。
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先週から2区に入りました。1区で検出された溝跡の続きが2区でも検出され、掘り下げを進めています。
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SB23掘立柱建物跡の柱穴(ちゅうけつ)の掘り下げを行いました。土師器片が出土しています。
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遺構の掘り下げと同時に、遺構断面図の作成も進めています。
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今週も溝の調査を中心に進めています。深いため排土を上げるのに一苦労です。
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調査区の西側からは、柱穴の底に石を敷いたものが多数見られます。枝を敷いたものと同じように、建物の沈み込みを防ぐための工夫と思われます。
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7/20には現地説明会を実施しました。ときおり小雨が降る天気模様でしたが、150名を超える参加をいただきました。
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引き続き遺構の掘り下げを進めています。写真の遺構は左手前から右奥へと続く、大きな溝跡です。
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検出・掘り下げをしていくと、いくつもの溝状の遺構が切りあっていることがわかりました。その全容は今後の調査で明らかにしていきます。
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今週から2区に入り、重機で表土の掘削を行いました。
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重機での掘削後はジョレンかけを行い、遺構がはっきり見えるように面整理をしました。
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1区と2区にまたがって掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)が検出されました。
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7/20の現地説明会に向け、今週は溝の調査を中心に進めました。幅が4mほど、深さは1mほどあるので、上層はスコップで掘り進めています。
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西側は現代のかく乱がひどく、使用されなくなった水道管が出てきました。それでも溝は、それよりも深くつくられているので、底面は壊されず残っています。
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別の溝の埋土の上から、400年前のザルが完全な形で発見されました。土から取り上げると壊れてしまうため、そのまま現地で保存しています。ぜひ説明会でご覧ください。
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大きな溝状の遺構を掘り下げています。水が湧いてくるため、真ん中を先に一段低くしながら、浸水しないよう工夫して掘り下げています。
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柱穴跡の中からは、木材が出土しました。これは礎板(そばん)と呼ばれるもので、柱が沈むのを防ぐために柱の下に敷いたものです。
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先週に引き続き遺構の掘り下げ作業を行いました。写真は溝跡を掘り下げている様子です。
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3cmほど掘り下げた柱穴(ちゅうけつ)を半分にして、堆積した土をさらに深く掘り下げていきます。
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断面図の作成は調査区の北壁が終了し、東壁の作図に入りました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research