「加藤屋敷遺跡」カテゴリーアーカイブ

加藤屋敷遺跡(11月6日〜11月10日)


先週に引き続き、E区の川跡を掘り下げています。川の幅は4m〜7mあります。


川跡からは、完全な形の土師器・須恵器が、さらに数点出土しました。中には、文字の書かれた土器も含まれています。


川跡から出土した、曲物(まげもの)の底の部分と思われる丸い板です。このような木製品もたくさん出土しています


加藤屋敷遺跡(10月23日〜10月27日)


E区の河川跡のトレンチです。以前墨書土器が出土した周囲を少し掘り下げたところ、たくさんの土師器片・須恵器片・木製品などが出土しました。さらに、遺物が増えることを期待しています。


10月27日(金)に調査説明会を行いました。朝方に雨が降り、足元の悪いなかにもかかわらず、参加していただいた皆様ありがとうございました。


説明会で展示した遺物の一部です。


加藤屋敷遺跡(10月16日〜10月20日)


B区の溝跡(SD4)を精査したところ、方形周溝状の遺構であることがわかりました。何のためにつくられたものか、さらに調査を進めていきます。


E区の河川跡にトレンチを設定し、掘り下げ始めました。平安時代のものと思われる須恵器片など、遺物が多く出土しています。


今週は秋晴れに恵まれた日が多かったのですが、朝晩、大分寒くなってきました。周囲の山々も徐々に色づき始めています。


加藤屋敷遺跡(10月10日〜10月13日)


D区の竪穴住居跡(ST20)の検出状況です。南西側(写真右下)で大きな須恵器片が密集して出土しています。隣接して、北東側(写真左上)には土坑と思われる遺構(SK19)もあります。


C区の竪穴住居跡(ST13)カマド付近の写真です。これまで検出した加藤屋敷の住居跡は、土師器片や須恵器片などの出土遺物から、すべて奈良・平安時代のものと考えられます。

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B区の溝跡(SD2)です。図面や写真等の記録作業が終わったため、残しておいた土(ベルト)を掘り下げていきます。


加藤屋敷遺跡(10月2日〜10月6日)


D区で新たに検出された住居跡です。D区内では3つの住居跡が見つかっています。南側(写真右)と西側(写真下)の方に、柱跡が並んでいます。


C区で検出された住居跡の一部と思われる遺構です。ここでは、須恵器片がまとまって出土しました。遺構の残り部分は、隣にある用水路の下に続いているようです。


現在D区では主に、遺物が含まれている層をどんどん掘り下げています。砂層で水分が多く、作業員さんも大変です。


加藤屋敷遺跡(9月25日〜9月29日)


D区の住居跡(ST5)のカマドと思われます。土が焼け、赤茶色になっている部分を丁寧に掘っていきます。


調査も後半に入り、遺構精査と図面記録の作業が忙しくなってきました。これは、C区の住居跡(ST13)を掘り下げているところです。


遺構を図面に記録し、特徴を細かく書いていきます。


加藤屋敷遺跡(9月19日〜9月22日)


C区のSX16から木簡が出土しました。文字は確認できていませんが、荷札等に用いられたものと考えられます。


以前ご紹介した、D区の東側角の地区を精査したところ、住居跡(ST5)であることがわかりました。床の部分には、粘土が貼ってあるようです。


先ほどの住居跡(ST5)のすぐ隣からも、土器の大きな破片が出土しています。