「置賜地方」カテゴリーアーカイブ

百刈田遺跡第4次(1月22日〜1月26日)


下層面の完掘状況です。この面からは縄文時代の土器片が出土しました。砂礫層からの出土ということがあり、ほとんどの物が磨り減っていました。


関係者向けに現場説明会を行い、現場の状況をみてもらいました。


木の種類などを調べるために流木のサンプルを採取しました。


1月26日をもって、二ヶ月間に及ぶ発掘調査が終わりました。


百刈田遺跡第4次(1月15日〜1月19日)


週初めはよく雪が積もります。


上屋に雪が積もったため、雪下ろしをしてもらいました。自分達では危険なため、業者の方にお願いしました。一日がかりの作業でした。


下層面の作業風景です。流木が多数ありました。遺物は縄文土器片が出土しています。砂利の中からも土器が出土するため、注意深く調査します。


百刈田遺跡第4次(1月9日〜1月12日)


今週から調査を再開しました。上層面から20cm掘り下げたところ、遺物が出土しました。 古墳時代の土器と木製品です。


船状の木製品です。完形品ではなく、半分以上が欠けてしまっています。長さは110cmです。


下層面まで重機で掘り下げました。砂利層にあたり、水がどんどん沸いてきます。水をぬくために排水溝を掘っています。


百刈田遺跡第4次(12月25日〜12月29日)


今週は天候が悪く、寒い日が続きジェットヒーターを用い、調査を行いました。今年は雪がほとんど降らず雪かき等の仕事が無く調査に集中することができました。28日から現場はお正月休みに入り、再開は9日からです。


用途不明の木製品です。流木のそばにありました。詳しいことはセンターに持ち帰り調べていきます。


百刈田遺跡第4次(12月18日〜12月22日)


月曜日は雪が積もっていました。上屋のおかげですぐに調査に入ることができました。


調査風景です。遺構検出面から1m掘り下げました。


上層面の調査が終了しました。河川跡から奈良時代の壺や古墳時代の土器が出土しました。
今後はトレンチを新たに設置し、下層の様子を調べていきます。


百刈田遺跡第4次(12月11日〜12月15日)


上屋が完成しました。悪天候でも毎日現場作業を行っていきます。


調査区全体が河川跡であるため、下から水が沸き足場がぬかるみます。雨具を着て作業をしていますが、毎日泥だらけになってしまい大変です。


今週の出土遺物です。土師器の甕です。


百刈田遺跡第4次(11月20日〜11月24日)


今週から南陽市の百刈田遺跡で調査を開始しました。4次調査にあたる今回は、約700㎡のさくらんぼ畑(手前)が対象となります。


重機で表土を除去した後の面整理作業状況です。昨年までの調査内容から、今回の調査区はほぼ全域が河川跡になると予想されます。


面整理後の調査区全景です。黒い2本の筋が蛇行している様子がわかります。埋没前の最終段階の川幅を示すもので、出土土器から約1,000年前に埋まったと考えられます。