調査最終日は強い雨と風になりましたが、
センターへ帰るための器材運び出し作業を行いました。
雨の日も風の日も作業員の皆様には
一生懸命作業をしていただきました。
事故やけがもなく、無事に木の下館跡4次の
発掘調査を終えることができました。
水沢地区の方々をはじめ、
関係していただいた皆様、本当に有り難うございました。
この時期としては珍しく晴れ、調査区の頂上から
冠雪した鳥海山を見ることができました。
7段分の曲輪(くるわ)跡を検出し、調査も終わりに近づきました。
下場では高速道路本線の工事が急ピッチで進んでいます。
日本海からの季節風をまともに受ける調査区なので、
ラジコンヘリコプターが墜落しないか心配でした。
なんとか空中写真撮影と測量を無事に終えることができました。
写真撮影の様子です。木漏れ日が入るため、
作業員の皆さんに、ついたて代わりに立ってもらいました。
溝跡に畦を残し、土の堆積状況を調べているところです。
7段ある曲輪(くるわ)全体の写真を1段ずつ撮影しているところです。
狭い場所に高い脚立を立てて、撮影しなければなりません。
寒さとともに、あちこちの田んぼに
たくさん白鳥が飛来してくるようになりました。
7段ある曲輪(くるわ:平場)がきれいに顔を出しました。
トレンチを入れ縦に割ってみると、
曲輪の作られ方(土を切ったり盛ったりした様子)がよくわかります。
そのトレンチの断面図(土の積り方)を測量しながら
図化しているところです。
7段分の曲輪(くるわ)をたち割った様に斜面にそってトレンチを掘り下げました。
全長約30m、高低差が20mくらいあります。
晴天の時は見晴らしもよく、気分も晴れ晴れしてきます。
右側に建設中の高速道本線が鳥海山の方向へ向かってのびています。
水沢に建設中の高速道本線脇に、調査事務所を設置しました。
城を構成していた斜面や曲輪(くるわ:平場)の土を削り、遺構検出をしています。
後ろに見えるのが国道7号、由良坂に向かう所です。
上から1段目の曲輪下の斜面から窯跡らしき遺構を検出しました。
調査区の上場から鳥海山が臨めるのですが、
この日早くも初冠雪を記録したようです。
トレンチ(試し掘り)を入れた部分から
焼土らしいものが混ざった遺構を検出しました。
発掘調査前の全景写真撮影をラジコンヘリを使って行いました。
調査区に待望の発掘器材が届きました。
タラップの脇に掘った土を滑り落とすためのシューターを設置しました。
木の下館跡第4次発掘調査の開始式の様子です。
急な斜面にあるため、タラップを設置しているところです。
台風が近づく中での大変な作業でした。
木の下館跡の全景です。
鶴岡市水沢、JR羽前水沢駅からほど近いところにあります。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research