先週に引続き、溝状の遺構の様子です。深さは50cm程で、砥石1点と須恵器2点が出土しています。
調査区西側の土坑(SK5)を掘り下げています。土層観察用のベルトを残し、慎重に掘り下げていきます。
溝跡(SD4)の底面から、須恵器の甕(かめ)の破片が出土しました。
今週から遺構の掘り下げ作業に入りました。移植コテで遺構を慎重に掘り下げていきます。
調査区中央の作業風景です。東西へと伸びる溝状遺構を掘り下げています。
調査区北側では、溝跡の上面から青磁碗の底部が出土しました。
今週の作業で調査区全域の遺構検出が終わりました。写真は南側から見た調査区です。
調査区東側の竪穴状遺構です。この範囲では遺物も多数確認されております。
記録作業の様子です。調査区の平面図を縮尺1/100で作成していきます。
調査区南側の遺構検出に入りました。今週は好天が続き、作業は順調に進みました。
南側の調査区では、西側の範囲で柱穴や土壙などの遺構が数基確認されました。
遺構をきれいに検出した後、溶いた石灰で遺構の周りをマーキングしています。
先週に引き北半部の面整理作業の様子です。東西に伸びる溝状の遺構が検出されました。
柱穴跡と思われる遺構から須恵器甕の破片が出土しました。
表土除去の後におこなわれる「面整理」と呼ばれる工程です。便利クワという道具を使って、地面を平らに薄く削り、建物の柱穴など当時の生活の痕跡を探っていきます。
調査区北端では、赤線の範囲で遺物が数点確認されました。今後の調査でどのような結果が出るか楽しみです。
遺跡や出土した遺物の位置を正確に記録するため、基準となる杭を10m四方に打っているところです。
発掘調査が5月12日から始まりました。まずは、発掘調査の拠点となる現場事務所の環境整備を行いました。
写真中央が下大曽根遺跡になります。調査区は南北に長く伸びており、面積が約6000㎡と広範囲です。遺跡からは、出羽富士とも呼ばれる鳥海山が青空に映えているのが見られました。
土色の変化や土質の違いに注意しながら、遺構の検出面まで、重機を使って表土を剥ぎ取ります。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research