礎板が数枚出土した柱穴が見つかりました。板は表面が柔らかくなっているので慎重に土を取り除きます。
溝跡から板碑が見つかりました。昨年からの調査と合わせて3つ目の板碑です
調査区西側について調査が終了しました。円形に廻る溝2基と井戸跡数基が確認されました。
調査終了した部分について、ラジコンヘリを使い空中写真撮影を行いました
井戸跡の底から曲げ物が出土しました。このようにして図面をとっているのですが、湧いてくる水を汲みながらの作業です。
調査区脇に張ってあるロープにツバメのひなが来ました。親鳥からえさをもらっている様です。
円形の溝の深さは60cmを超えます。今週は溝の下層を掘っていますが、古墳時代のものと思われる土器の破片が出土しています。
今週は井戸の発掘も進めています。遺物が出土していないので時代は不明ですが、現在も掘り進めていると水が湧いてきます。
調査区西側の調査がだいぶ進みました。これは2つの円形の溝を調査している様子です。
円形の溝は最初にトレンチを入れて埋まり方を確認してから全体を掘ります。
現場の隣にある杉の木にカラスが巣を作ったようです。2匹のカラスの鳴き声が1日中現場に響き渡ります。
今週も円形の周溝の調査を続行しています。果樹園だった調査区には木の根がたくさん残っていて、遺構を壊さないように丁寧にはさみなどで切りながら掘りさげをしています。
河川跡上層から出土した凝灰岩製の中世の板碑です。前年度にも出土したものと同じタイプのものと思われます。
例年であれば梅雨の時期ですが、今週前半は乾燥注意報が発令され晴天が続きました。調査区が広いため雑草がはえてきます。写真撮影前にジョレンで草刈です。
今週調査区の遺構確認作業が終了しました。その結果円形や方形に廻る溝跡などが確認されました。
今週からようやく遺構を掘り下げる調査が始まりました。これは直径約15mの円形の周溝を調査している様子です。
足元をふとみるとキノコが育っていました。食べられるかは不明です。
現在、天王遺跡では遺構を確認する作業を進めています。遺跡には溝が数本走っていますが、それらは出土遺物からいくつかの時代があるようです。
調査区北東部分にに幅10mほどの大溝が確認されましたが、そこから漆器椀の破片と果物の種が出土しました。
重機の表土除去の最中に桶が2つ並んで出土しました。遺構面より高いところで確認されたことや、桶の状態から他の遺構よりは新しいものと思われますが、桶の中に何が入っているか楽しみです。
天王遺跡は砂質土で比較的水はけは良いのですが、それでも雨や湧水で調査区内に水が溜まることも多く調査の妨げとなります。そのためみんなで知恵を出し合いそれを解消できるよう工夫しています。この写真はそのひとつで砂がたまりやすい排水溝に手製の木樋を設置しました。
今週石器が出土しました。削器(さっき)と思われます。面整理の際に出土したもので、残念ながら遺構からの出土したものではありません。長さは約9.5cmです。
天王遺跡は幹線道路に近いのですが、周辺にはいろいろな動物が住んでおり、キジも時々姿を見せます。この写真には雄しか写っていませんが、この時はつがいで仲良く散歩(?)をしていました。雄キジは胸の辺りの赤色が大変色鮮やかできれいです。
調査区面整理の4分の1ほどが終了し、円形に廻る溝の全体が確認できました。写真手前にも廻る溝が半分ほど確認できました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research