「山形城三の丸跡第11次」カテゴリーアーカイブ

山形城三の丸跡11次(11月26日~30日)


E-2区で最後に発掘調査した住居跡の全景です。


発掘作業が終了し、撤収作業に入りました。
用具の洗浄・確認・整理を行っています。


今年度の山形城三の丸跡第11次の発掘調査を無事に終了することができました。
関係者・地域の皆様のご協力、ありがとうございました。


山形城三の丸跡11次(11月5日~9日)


E-1区の埋め戻し作業です。
土を積んだトラックが大活躍です。


E-2区の土の表面をジョレンできれいにしています。
左側に溝のような遺構が出ています。


A-3区南側で遺構を掘り下げています。
河川跡ということもあって、大きな石がごろごろ出てきます。


11月になると天気が安定せず、突然雨が降ったり、晴れになったりします。
カッパを着ての作業中に発見した虹です。


山形城三の丸跡11次(10月29日~11月2日)


A-3区の河川跡は、2m×2mのトレンチを数か所設定して調査しています。
大きな石が多く、掘り下げるのがたいへんです。


E-1区でも、河川跡を調査しています。
こちらは、調査区南側と西側の壁に沿って、幅1mのトレンチを設定して掘り下げています。


E-1区では、古代から中世にかけての川の堆積の様子が、はっきり現れました。
詳細な断面図を作成して記録に残します。


山形城三の丸跡11次(10月9日~12日)


A-1区の石組の図面を作成しています。
発掘調査はこのような地道な作業の積み重ねです。


山形市立第七小学校の児童の皆さんが見学に来てくれました。
石組の井戸跡に興味津々です。


B-2区の井戸跡が掘り上がりました。
最下段の石組の下から木材が見つかりました。
ロの字型に4本置かれています。


山形城三の丸跡11次(9月24日~28日)


B-3区は、遺構の掘り下げがほぼ終わりました。
石組の炉の跡(写真中央左)や、
陶磁器の破片と炭が多く出土した土坑(大きな穴)などが見つかりました。


東隣のB-2区では、2基見つかった井戸跡の精査が進んでいます。
その1つでは、地表から約2mの深い場所でほぼ完全な形の陶磁器が出土しました。
薄緑色の釉薬がかけられた瀬戸焼の皿のようです。


同じ井戸跡からは、古銭も出土しました。
上の部分が欠けていますが、「永楽通宝」であることがはっきりわかります。