「2006(H18)年度」カテゴリーアーカイブ

下叶水遺跡(11月13日〜11月17日)


SG1の河跡堆積土の除去作業の様子です。遺物の包含層から、土器や石器を主にした遺物が出土しています。


柱が動かないように、川原石でしっかりと根固めした柱穴(SK96)です。石の詰め方などを把握するために、石組みを半分だけ外し、掘り下げていきます。


前の写真の柱穴の断面を確認しました。この柱穴は、拳ほどの大きさの石を上面に敷き詰め、下層に大きな石を詰め込んでいます。


南田遺跡(11月6日〜11月10日)


雨の日に遺物の洗浄を行いました。遺物を傷つけないよう気を付けて土を落としていきます。綺麗になった遺物を見て作業員さんもとても満足そうでした。


河川跡から遺物が出土し始めました。これからどんな遺物が出土してくるかとても楽しみです


加藤屋敷遺跡(11月6日〜11月10日)


先週に引き続き、E区の川跡を掘り下げています。川の幅は4m〜7mあります。


川跡からは、完全な形の土師器・須恵器が、さらに数点出土しました。中には、文字の書かれた土器も含まれています。


川跡から出土した、曲物(まげもの)の底の部分と思われる丸い板です。このような木製品もたくさん出土しています


上大作裏遺跡(11月6日〜11月10日)


調査区東端で拡張した範囲も掘り終えました。現況とは異なる旧来の地形が復元されました


調査が終わりに近づき、これまで使用した機材の片付けや洗浄を行いました。あとは撤収のトラックを待つばかりです。


最終日の朝も濃い霧に覆われました。この時期、米沢盆地では、晴れる日の朝にはよく霧がかかり、時には正午になってようやく晴れる日もあります。