4区の土坑から鉄製品が出土しました。
全体はまだ見えていませんが、棒状の物と思われます。
4区の掘立柱建物跡の柱穴を掘り下げています。
2間×2間のものや3間×3間のものなど様々な規模の建物跡が見つかっています。
3区の竪穴住居跡から遺物がまとまって出土しました。
土師器の甕、坏が確認できます。
5月から調査していた、B区の埋戻しがはじまりました。
それに伴い、新しい調査区である、A区の表土掘削がはじまりました。
4区で検出された掘立柱建物跡です。
2間×2間の総柱の建物で、大型の建物跡が近くで検出されていることから、倉庫の可能性が考えられます。
3区の竪穴住居跡の掘り下げを行っています。
十字にベルトを残し、土の堆積を観察しています。
4区の土坑内から石鏃が見つかりました。
遺構の上層から見つかっているため、流れ込みと考えられます。
先週もお伝えした、大型掘立柱建物跡の柱穴断面です。
穴底に半丸太の礎板、中位には柱の根元を支える横木(腕木)が残っていました。
台風13号が過ぎ去り、順延していた空撮に向け、急ピッチで全体清掃を進めました。
週末、無事にB区完掘の全景写真を撮影しました。
来週からは残りのA区(写真中央の排土山部分)の調査に移っていきます。
4区北側付近で確認された土坑です。
検出した当初はすり鉢状の井戸跡と考えていましたが、土の堆積の様子や深さから井戸跡ではないようです。
遺構検出作業も大詰めです。
西側に比べると東側は遺構の数が少ないようです。
遺構の検出と同時に配置図の作成も行っています。
大型掘立柱建物の側柱(廂柱)穴の断面です。
柱の根元と、沈下防止の礎板(丸太材)が地中に残っていました。
同じ建物の入側柱(母屋柱)穴でも、半丸太を敷き並べた礎板が見つかりました。
軟弱地盤に対する先人の工夫です。
3区、4区で多くの遺構が見つかっています。
現在900基近く確認できています。
雨の日を見計らって遺物の整理作業も行っています。
1区の川跡から出土した土器を洗浄したところ、墨書土器が多く見つかりました。
「王」の字が書かれているものが多いようです。
掘立柱建物は穴の中に柱の根元を入れ、その隙間を埋め戻して柱を固定します。
柱が放置された場合、根元の部分は地中で腐り、埋め土とは異なる土質の痕跡となります。
写真の真ん中に柱状の痕跡が見られます。
地域の小学生が授業で見学に訪れ、その柱穴の地層の違いを見てもらいました。
2区の南端で検出された竪穴住居から柱の部材が原型を留めた状態でみつかりました。
水が豊富な土地のため、木製品の残りが非常に良い遺跡です。
3区の中央から竪穴住居が検出されました。
3、4区からは竪穴住居跡が3棟、掘立柱建物跡が5棟、井戸跡3基が見つかっています。
今後の調査が楽しみです。
台風に追われながら空中写真撮影を行いました。
これで1、2区の調査は終了となります。
井戸底の側壁として曲物が埋め込まれていました。
傍らには板状の木製品が見えます。
20日(土)には、前半調査の現地説明会を開催しました。
約60名のお客様にご参加いただき、調査員も説明に熱が入ります。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research