「馳上遺跡第8次」カテゴリーアーカイブ

馳上遺跡第8次(11月7日~11月11日)

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最終週は雨と雪に苦しめられました。初雪が観測された9日にも、吹雪の中遺構の記録作業を行いました。

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竪穴建物跡の床面から出土した遺物を回収しています。遺構の年代を知るための貴重な資料です。

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3.4区の全景写真を撮影し、調査を終了しました。関係各所の皆様、近隣の住民の方々、ご協力ありがとうございました。また、現場作業員の皆さんには大変お世話になりました。お疲れ様でした。


馳上遺跡第8次(10月31日~11月4日)

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11月3日、文化の日に現地説明会を行いました。
西側半分の3、4区しかお見せすることはできませんでしたが、地元の歴史に触れる良い機会になったのではないかと思います。

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現地説明会のために掘立柱建物跡にロープを張りました。
建物の範囲がわかりやすくなります。

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現地説明会が終了した直後からの大雨で現場が水浸しになってしまいました。
翌日は、一日がかりの排水作業となりました。


馳上遺跡第8次(10月24日~10月28日)

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4区東側の掘立柱建物跡を完掘しました。底は10cm大の石を多く含む層になっており、地盤の固い砂利層まで柱を打ち込んだ後、粘土で固めたことが推察できます。

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4区中央付近の土坑から完形に近い坏が出土しました。

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4区北側から中世の掘立柱建物跡が見つかっています。2間×6間の建物跡で、南北に庇(ひさし)と考えられる柱列が見られます。ほぼ全ての柱穴の中には扁平な石が置かれており、礎石の役割を担っていたものと考えられます。


馳上遺跡第8次(10月17日~10月21日)

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4区の竪穴住居の調査を進めています。住居の東側(写真左側)が削られており、床面に近い状態で見つかりました。

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3区南壁から北に延びる溝跡を掘り下げています。V字状の断面を持ち、細かい土器片が多く出土しています。

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4区の直径50cm程の土坑から土師器の壺が残りの良い状態で出土しました。接合が楽しみです。


馳上遺跡第8次(10月11日~10月14日)

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3・4区西側の調査がだいぶ進みました。柱穴、土坑など多数の遺構が密集しています。

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4区西壁際の竪穴住居から土器が大量に出土しました。当時の床面から出土しており、住居の時期を見極めるうえで重要な資料です。

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調査区東側の調査も随時行っています。4区東側から大型の掘立柱建物跡が見つかり、掘り下げを行いました。


馳上遺跡第8次(10月3日~10月7日)

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3区西側の竪穴住居から奈良・平安時代の遺物が多数出土しています。これらの遺物から、この住居跡も同時代のものと考えられます。

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住居内の柱穴の記録を行っています。柱穴の底から炭化した木片が出土しており、柱の名残と思われます。

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完掘状態です。手前にはカマドがあり、西側は調査区外に伸びています。

 

 


馳上遺跡第8次(9月26日~9月30日)

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3区で検出された井戸跡の完掘を行いました。深さが1.5mを超える井戸跡で、底の砂利層から水が湧き出しています。

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4区の掘立柱建物跡の調査を進めています。柱穴が重なり合っているところもあることから、複数の時期の建物があることがわかります。

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掘り方が終わったところから記録作業を行っていきます。


馳上遺跡第8次(9月20日~9月23日)

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4区の土坑から鉄製品が出土しました。
全体はまだ見えていませんが、棒状の物と思われます。

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4区の掘立柱建物跡の柱穴を掘り下げています。
2間×2間のものや3間×3間のものなど様々な規模の建物跡が見つかっています。

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3区の竪穴住居跡から遺物がまとまって出土しました。
土師器の甕、坏が確認できます。

 

 


馳上遺跡第8次(9月12日~9月16日)

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4区で検出された掘立柱建物跡です。
2間×2間の総柱の建物で、大型の建物跡が近くで検出されていることから、倉庫の可能性が考えられます。

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3区の竪穴住居跡の掘り下げを行っています。
十字にベルトを残し、土の堆積を観察しています。

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4区の土坑内から石鏃が見つかりました。
遺構の上層から見つかっているため、流れ込みと考えられます。


馳上遺跡第8次(9月5日~9月9日)

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4区北側付近で確認された土坑です。
検出した当初はすり鉢状の井戸跡と考えていましたが、土の堆積の様子や深さから井戸跡ではないようです。

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遺構検出作業も大詰めです。
西側に比べると東側は遺構の数が少ないようです。

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遺構の検出と同時に配置図の作成も行っています。