図面作成も残りわずかです。この日は空がとてもきれいでした。
撤収の様子です。調査中に使用した器材をトラックに積み込んでいます。
5月13日から始まった南口A遺跡の発掘調査は、9月16日に無事終了しました。ご協力を賜りました皆様、そして雨の日も風の日も働いていただいた作業員のみなさん、本当にありがとうございました。
今週はラジコンヘリによる空中撮影を行いました。
調査区の南側から撮影した全景写真です。
金曜日に行った現地調査説明会の様子です。多くの方に来ていただきました。
調査区の北側では、竪穴住居跡が2棟確認されました。どちらも方形で、手前の住居跡で一辺3.5mを測ります。
竪穴住居跡からは、古墳時代前期の遺物が出土しています。住居跡の端からは押し潰れた状態の甕(かめ)がまとまって出土しています。
今週の水曜日に窪田小学校の6年生の皆さんが遺跡の見学に訪れました。調査員の解説に真剣に聞き入っていました。
掘り下げ作業の様子や出土していた遺物を近くで見てもらいました。実際に作業を体験し、どんなものが出てくるか熱心に質問していました。
調査が終了した8区・9区・10区の埋め戻しを行いました。
7区の面整理の様子です。すでに見つかっている遺構は、石灰を水で溶いて直接地面に線を引いてあります。
遺構の掘り下げを行いました。写真手前では、竪穴住居跡と思われる遺構、奥では河川跡を掘り下げています。
<西谷地地区>
調査区北側にある2区画の発掘調査がひと段落ついたので、調査区全体の写真を撮影しました。アルミタワーを建て、高所から撮影をしました。
これが調査区北西側の全体の様子です。中央に溝跡があり、柱穴も数多く見つかっています。
調査区北東側の全体の様子です。こちらは暗渠の跡等が目立ちます。柱穴もいくつかありました。
溝跡を掘り進めたら底から杭と木材が出土しました。この場所に橋が架けられていたと考えられます。
いつも移植ゴテや両刃鎌などの道具を洗っている水槽です。水槽の中が土で汚れてきたので洗いました。
今週は、調査区北側の河跡の掘り下げ作業を行いました。
河跡を掘り下げている様子です。深さは70cm程で木製品が数点出土しています。
市道沿いの、8区・9区・10区の調査が終わりました。
調査が終了した8区・9区・10区は、9月2日、ラジコンヘリによる空中撮影を行いました。
残る調査区は、県道1号をはさんで北側(6区)と南側(7区)になりました。写真は6区の面整理の様子です。
6区の面整理が完了しました。多くの遺構が見つかっています。写真手前と奥、2箇所に四角い土色変化がみられ、竪穴住居跡と考えられます。
<西谷地地区>
今週は、今まで雨や横にある用水路からの水の流入により、水浸しになっていた調査区南側の発掘調査を再開しました。
まずは、調査区周辺の雑草を刈り取りました。
水の流入により、泥に覆われてしまった地表面を一度きれいにした後、遺構の確認を行います。
週末に雨が降ったため、今週は調査区内の排水作業から始まりました。
遺構の掘り下げを行っています。底からは木製品が出土しているため慎重に掘っています。
現場で主に使用している中判カメラです。他にも4×5、35mm、デジタルカメラを使っています。また正確な記録写真を撮るために、頑丈な三脚は欠かせません。
今週から遺構の掘り下げ作業に入りました。遺構の半分だけ掘り下げて、残った半分の土の色や質の違いから埋まった状況や遺構の新旧関係を把握します。
平板測量で、遺構の配置図を作成している様子です。
調査区の中央部では、遺物が集中して確認されました。写真手前には、赤彩した土師器の壺が出土しています。
先週から継続して、10区の調査を行いました。
10区のもう一つの河川跡を掘り下げました。
先週紹介した竪穴住居跡と思われる遺構です。遺構の形や遺物の出土地点など、正確に図面を作成しています。
<西谷地地区>
数センチだけ掘り下げていた柱穴を、柱痕を含めて半分だけさらに掘り下げていきます。
半分だけ掘り下げた柱穴です。このように柱穴の断面をきれいにして、柱の太さや深さ等の状況を確認します。
半分だけ掘り下げた柱穴の断面の状況を記録していきます。ひとつひとつ丁寧に20分の1の縮尺で断面図にしていきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research