遺構が集中する場所をさらに掘り下げたところ、新たに竪穴建物跡が発見されました。古墳時代の土師器が多数出土しています。
調査が終了し、最終日に使用した器材を撤収しました。作業員はじめご協力いただいた方々に対し、御礼申し上げます。ありがとうございました。
調査も終盤となり、遺構が集中する部分を重点的に作業を進めています。
遺構が確認されなかったところでは、一部を4m四方単位で掘り下げ、より下層の状態を確認しています。
遺構の掘り下げが終了したところから、清掃を進め、最終週に予定している写真撮影に備えています。
ST99竪穴建物跡の掘り下げを進めています。
真ん中付近で、火を焚いたと考えられる赤く変色した土壌がわずかですが確認されました。
先週紹介した写真奥の土器を調査したところ、同じ種類の土器が出土しています。
調査区西壁付近で遺物が出土しています。
壁を観察すると、点線で示した黄色い層で出土していることがわかります。
川が氾濫した際に混入したものだと思われます。
上で紹介した遺物です。古墳時代の土師器(はじき)という土器です。
割れたり、欠けたりすることなく、全体の形をとどめています。
大型の遺構の掘り下げを始めました。
掘る面積が広いため、約10名体制で作業を進めています。
既に掘り下げた遺構は、黒い影として現れています。
比較的、遺構が集中している場所です。
以前紹介した大型の遺構です。
遺構の大きさを、両手をひろげた人々で示しています。
堆積した土を観察するため、十字状に土を残して掘り下げていきます。
この写真の場合、2方向で土の堆積状況が観察可能となり、よりくわしく観察することができます。
井戸跡と考えられる遺構です。
廃棄のときに石を投げ込んで埋めたらしく、10~30cmほどの大きさの石が大量に堆積しています。
こちらも井戸跡と考えられる遺構で、下から水がどんどん湧き上がってきます。
そのためバケツで水を汲み上げながら作業を進めてます。
溝跡の掘り下げを開始しました。
溝の底から水が湧き出るため、排水しながら掘り下げています。
溝跡の断面の形が、アルファベットの「V」字状になっていることがわかりました。
溝の上部から底面にかけて、まっすぐ掘り込まれています。
深さは約1mです。
調査区北側で、大型の遺構がみつかりました。形は正方形に近く、大きさは1辺8m程度あります。
先週までの猛暑と違い、雨が続く1周間でした。遺構面が泥水等で汚れないようブルーシートで全面を保護しました。
暑い日差しの中、遺構検出作業を進めています。
影の濃さで日差しの強さが伝わってきます。
写真手前から奥にかけて、溝状の遺構が確認されました。
写真では確認できませんが、奥に須川が流れており、溝はその方向に流れが続いていたかもしれません。
確認された遺構は、白いロープを用いて形や大きさをわかりやすく示します。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research