発掘調査説明会には、猛暑の中、真室川町のみなさん、真室川中学校の生徒さん、関係機関の方など、130名を超えるみなさんがおいでいただきました。ありがとうございました。
調査がほぼ終了し、ラジコンヘリによる空中写真撮影を行いました。
今週から調査区中央部の遺構の掘り下げに入りました。写真は南北に伸びる溝跡(SD2)です。大きな河原石と一緒にすり鉢の破片や砥石が出土しています。
上の溝跡の西側には、三棟が重なりあう竪穴状遺構があります。この遺構の周辺では、土師器の坏や須恵器の甕の破片が多く出土しています。
発掘作業も終わりに近づいてきたのですが、調査区の出入り口付近のピット(小さな穴)から、縄文土器片がまとまって出土しました。
おとし穴の1基SK37が半分掘り上がりました。先週、深さは80cmとお伝えしましたが、それ以上深くなるようです。
調査区南側の溝跡(SD6)の掘り下げ作業の様子です。上面からは土師器の破片などが数点出土しています。
溝跡(SD1)の断面図を作成している様子です。溝跡の埋まった土の堆積状況を図面に記録します。
週末の雨に備えて、調査区内にブルシートをかけて遺構の保護を行いました。
焼土が入った遺構を、断面図に記録しました。
4基あるおとし穴のうちの1つを半裁(半分だけ掘る)しました。深さは80cmほどありました。
先週に引続き、溝状の遺構の様子です。深さは50cm程で、砥石1点と須恵器2点が出土しています。
調査区西側の土坑(SK5)を掘り下げています。土層観察用のベルトを残し、慎重に掘り下げていきます。
溝跡(SD4)の底面から、須恵器の甕(かめ)の破片が出土しました。
遺物の入っていたピット(柱穴)の中をきれいにして、写真に記録していきます。
土器片が入っていたピットを半分掘り下げ、土の堆積を記録しているところです。
調査区内の杭で、セミが羽化をしていました。感動です。
今週から遺構の掘り下げ作業に入りました。移植コテで遺構を慎重に掘り下げていきます。
調査区中央の作業風景です。東西へと伸びる溝状遺構を掘り下げています。
調査区北側では、溝跡の上面から青磁碗の底部が出土しました。
調査区北側から、焼土を含む土坑が見つかりました。
ようやく調査区全体の面整理が終わりました。いよいよ来週から遺構の掘り下げに入ります。
今週の作業で調査区全域の遺構検出が終わりました。写真は南側から見た調査区です。
調査区東側の竪穴状遺構です。この範囲では遺物も多数確認されております。
記録作業の様子です。調査区の平面図を縮尺1/100で作成していきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research