発掘調査が終わり、器材をトラックに積み込んでいます。約3ヶ月間の発掘調査もあっという間でした。
器材もすべて積み終わり、いよいよお別れです。作業員として参加してくださった真室川町の方々は、明るく温かい人ばかりでした。本当に有難うございました。
4基見つかったおとし穴の大きさを調べるため、50cmほどの幅で断ち割って、掘り下げました。
おとし穴の1基の掘り下げが終わり、断面図を作成しました。深さは、1m20cmほどありました。
発掘調査説明会には、猛暑の中、真室川町のみなさん、真室川中学校の生徒さん、関係機関の方など、130名を超えるみなさんがおいでいただきました。ありがとうございました。
調査がほぼ終了し、ラジコンヘリによる空中写真撮影を行いました。
発掘作業も終わりに近づいてきたのですが、調査区の出入り口付近のピット(小さな穴)から、縄文土器片がまとまって出土しました。
おとし穴の1基SK37が半分掘り上がりました。先週、深さは80cmとお伝えしましたが、それ以上深くなるようです。
焼土が入った遺構を、断面図に記録しました。
4基あるおとし穴のうちの1つを半裁(半分だけ掘る)しました。深さは80cmほどありました。
遺物の入っていたピット(柱穴)の中をきれいにして、写真に記録していきます。
土器片が入っていたピットを半分掘り下げ、土の堆積を記録しているところです。
調査区内の杭で、セミが羽化をしていました。感動です。
調査区北側から、焼土を含む土坑が見つかりました。
ようやく調査区全体の面整理が終わりました。いよいよ来週から遺構の掘り下げに入ります。
調査区の中央部に3階立ての足場を組み、調査区南半分の全体写真を撮影しました。
検出した遺構の分布を図面に記録しています。
調査区奥の部分に掘ったトレンチ(調査用の溝)の断面図をとっています。高低差が4m近くもあるため、3段階に分けて測量しています。
調査区中央部分から、へら状石器が出土しました。へら状石器は、木や骨を切ったり、皮をなめしたりする道具として使われていたと考えられるものです。
天気のいい日には、調査事務所からきれいな鳥海山が望めます。
調査区の範囲をはっきりさせるため、周りの壁切り作業を行いました。
壁切りを行ったところ、石器を剥ぎ取った残りの部分コア(石核)が見つかりました。
雨が朝から降り続いたため、調査区には入らず、事務所の周りと国道344号沿いの除草作業などの環境整備を行いました
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research