溝跡の一部に火山灰が堆積していました。
火山灰のある範囲を図面に記録します。
火山灰の周辺からも遺物がたくさん出土しています。
火山灰の下から何が出てくるか楽しみです。
溝の底近くから、土師器や須恵器が数多く出土しています。
雨の多い一週間でした。調査区の一番低いところはあっという間に水没してしまいます。
隣の経塚森遺跡の調査区を拡張するために、重機による表土除去が始まりました。
遺構の掘り下げ作業が本格化してきました。
もともと水田だったこの地区では溝跡が多く見つかっています。
掘り上がった遺構は、20分の1の縮尺で図面に記録します。
雨の日に図面の整理を行ないました。
調査区が広いため、図面用紙も数多く必要です。
調査区の中央を縦断する溝跡を掘り下げました。上の層を掘り下げた様子です。
平安時代の土器が出土しています。
溝跡は上層に黒い土、下層に粘土と砂が混ざった土が堆積していました。
下層からも平安時代の土器が出土しました。
下層から出土した須恵器の壺です。
竪穴住居跡の検出状況を撮影しました。
中央の白い部分は火山灰と考えられます。
同じく火山灰の堆積している土坑です。厚い部分では10cm程度の堆積が確認できました。
遺構の掘り下げと並行して、掘り上がった遺構を平面図に記録していきます。
河川跡と考えられる落ち込みにトレンチを入れました。
下層から、さらに古い時代の溝跡が見つかりました。
土の堆積状況を図面に記録します。
平板測量も終盤です。6000㎡の記録がもう少しで終わります。
多くの遺構が重なっているところでは、
トレンチを設定して遺構の重複関係を確認してから掘り下げます。
写真左の現代の用水路に沿って不定形の遺構が見つかっています。
U字溝を設置する前の自然の水路の痕跡と考えられます。
土のうを多めに置いて、台風4号に伴う風雨に備えます。
調査区全域の遺構検出が終わりました。
北側の斜面部分では竪穴住居跡が多く見つかっています。
中央の白い部分は火山灰と考えられます。
住居の年代を考える上で貴重な手がかりです。
検出した遺構は平板測量で図面に記録します。
遺構の掘り下げも同時進行で行なっています。
中央の溝跡からは土師器や須恵器など、平安時代の遺物が出土しています。
斜面部分の調査区の遺構検出を行ないました。
長さ6mほどの長方形の遺構が重なりあって見つかりました。平安時代の遺物が出土しています。
遺構検出が終わった調査区には4mごとに釘を打ち、測量や遺物取り上げの基準とします。
釘にはその場所を示す記号を書き込みます。
この10桁の記号から、山形県内でのこの点の位置を知ることができます。
一番広い調査区(A区)の遺構検出が終了しました。
溝跡や倒木痕が多く見つかっています。
この日は天気がよく、遠くには山形市にある霞城セントラルビルも見えました。
A区を南側から撮影しました。
溝跡が蛇行している様子が分かります。
農道に挟まれている小さな調査区(B区)です。
竪穴住居跡が2棟重なりあって見つかりました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research