調査区中央、東西に延びる溝跡を移植ゴテを使って、ていねいに掘り下げました。
溝跡の埋め土のなかから土師器片が2点出土しました。
掘り下げた遺構については、トータルステーション(測量機器)を使って、
図面記録を行いました。
調査区の堆積状況について、中判カメラで記録撮影を行いました。
茶色の小さい点のようなものは、古代の土器です。
土器は、最近の耕作土から出土しています。
レベル(高さを測る機器)を用いて、断面図を描くための基準線となる、
水糸(みずいと)を張る作業をしています。
水糸の両端を、同じ高さに設定しなくてはなりません。
平板を使って、調査区の測量をしました。
測るひとと記録するひと、3人のチームワークが、
この作業を進めていく上での重要なポイントです。
今週から重機で表土はぎを始めました。
便利クワを使って、重機ではいだ面を薄く削っていきます。
調査区にある4本の溝は、先に掘ったトレンチの跡です。
2つのパーティーが一緒になって、
調査区の西側壁面の堆積状況について図化を行っています。
清水遺跡(1)から、経塚森遺跡を撮影しました。
鉄塔の左側が遺跡の位置です。遺跡は、段丘の縁に立地しています。
調査区西側の壁面を観察し、堆積層の境目を検討し、
遺跡全体がどのように埋没していったのかについて考察しました。
トレンチ内の地層の堆積状況を、20分の1スケールで図化する作業を行いました。
トレンチそのものや遺構の様子も、20分の1スケールで図化しました。
炎天下の作業は、なかなか大変です。
トレンチの中に遺構がないか調べる作業が続きました。
このトレンチからは、半径80cm大の地面に掘り込まれた穴が確認されました。
穴の位置は、写真の奥になります。
トレンチの底面と壁面をていねいに削り、遺構の有無を確認していきます。
調査区の中央寄りに設けたトレンチからは、
古い河川らしき痕跡が見つかりました。
調査を始める前に、直接調査地に向かいました。
調査地では、作業員達と一緒に、遺構の広がりを調べるための
トレンチを掘る範囲と、実際の作業内容について確認を行いました。
今回調査地には、合計12本の細長いトレンチを掘りました。
トレンチを掘ることで、遺跡のなかに、遺構がどのように
広がっているかについて調べています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research