6ヶ月間におよぶ発掘調査も11月末日をもって終了しました。
終了日は天候にも恵まれ、撤収作業は順調に進みました。
調査では暑い日も寒い日もとても多くの作業員の皆さんにご尽力いただきました。
ご協力大変ありがとうございました。
調査終了日の前日はあいにくの雨となりましたが、
残っていた平面図の作成を行いました。
出土した遺物や使用した機材をトラックに積み込んでいきます。
11月30日をもって馳上遺跡の発掘調査は無事終了しました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今週前半は調査区の広範囲を占める河川跡の掘り下げを行いました。
河川跡からは古墳時代の土器が多く出土しました。
調査区全体を清掃した後で空中撮影を実施しました。
西谷地b遺跡の調査区は南北に長いので、全体を写すためには
ラジコンヘリを上空200mの高さまで上昇させなければなりません。
空中撮影後、竪穴住居跡を完掘します。
発掘調査も残りわずか、ラストスパートです。
発掘調査終了日まであとわずかとなり、作業を急ピッチで進めています。
写真は竪穴住居跡の平面図を作成しているところです。
14区北側の完掘状況写真です。
竪穴住居跡や柱穴が密集している様子がよくわかります。
空中撮影用のラジコンヘリです。
14区の完掘状況写真を撮影しました。
竪穴住居跡のカマド跡付近から大量の土器が出土しました。
木べらを使って丁寧に掘っていきます。
土器が壁面の奥にもあるようでまだ全容は見えません。
土器の出土状況を図面に記録していきます。
大型の土坑です。直径は1.5m、深さは1m以上もあり、
大人二人がすっぽりと入ってしまうほどの大きさです。
竪穴住居跡の完掘状況写真です。
住居跡内にある3つの穴は住居を支えていた柱穴と考えられます
竪穴住居跡の遺物出土状況写真です。
2棟が重なっており、左側の住居跡からは一面に炭が検出されました。
竪穴住居跡のカマド跡です。
土器がたくさん出土しました。
伊達家の家紋(三引両文)のある漆椀です。
11月13日(土)に行った発掘調査説明会の様子です。
先週お伝えした竪穴住居跡のカマド跡付近の遺物出土状況です。
どうやら土師器の甕(かめ)が複数個体あるようです。
遺物の出土状況を含めて
竪穴住居跡全体の平面図を作成しています。
11月13日(土)、西谷地b遺跡と合同で調査説明会を行いました。
地元の方や考古学ファンの方々に調査の成果を見ていただきました。
みなさん熱心に調査担当者の話に耳を傾けていました。
今週は天候が悪く、
度々雨が降る不安定な空模様の下での作業となりました。
雨が続くと調査区が水没します。
ブルーシートの下には大きく深い柱穴が多数あるので、
調査区内を歩くときは注意が必要です。
発掘調査説明会で展示する遺物を洗浄しています。
遺物を温水と冷水に交互につけて土を落とします。
11月4日に山形県立米沢女子短期大学の学生25人が発掘体験に訪れました。
みなさん熱心に職員の説明を聞いていました
説明を聞いた後は、作業員と一緒に
竪穴住居跡の掘り下げを体験してもらいました。
これは、竪穴住居跡のカマド跡です。
そこから土師器の甕が潰れた状態で出土しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research