柱穴を半分だけ掘り下げています。
断面の中ほどに、土器が埋まっているのが見えます。
土器は高台と口縁の一部が欠けていましたが、
ほぼ完全な形の坏でした。
土器が出土した柱穴は、2間×3間の総柱建物で、
古代の倉庫跡と考えられます。
今週から、調査員と作業員を増員して調査にあたっています。
調査も終盤に入り、急ピッチで作業を進めています。
写真は竪穴住居跡の掘り下げを行っているところです。
竪穴住居跡を掘り下げると、
下からは炭化材がまとまって出土しました。
検出した遺構の平面図を作成しているところです。
先日ようやく表土を除去した調査区です。
竪穴住居跡と溝跡、柱穴が検出されました。
手前が西谷地b遺跡、奥が馳上遺跡の調査区です。
道路をはさんで隣どうしなので、ときどき遺跡の情報交換を行います。
溝跡から一個体に復元できそうな土器が出土しました。
空中撮影用のラジコンヘリです。
15~18区の完掘状況の写真を撮影しました。
15区(写真奥)・16区(写真手前)の完掘状況写真です。
15区(写真奥)の東側からは河川跡、
16区(手前)の西側からは竪穴住居跡・掘立柱建物跡などが検出されました。
14区第2期の遺構検出をしています。
検出した遺構には石灰を水で溶いて線を引いていきます。
竪穴住居跡・溝跡・河川跡などが見つかっています。
二台の重機で工事用道路と表土を除去しています。
地面をきれいにして遺構を検出します。
排水用の溝を掘っているところです。
地味な作業ですが、かなり重労働です。
14区第2期の様子です。
重機による表土除去と並行して面整理を開始しました。
どうやら竪穴住居跡が10軒以上あるようです。
15区河川跡の掘り下げを行っているところです。
湧水が激しいため、排水ポンプを使いながらの作業です。
掘立柱建物跡の完掘状況写真です。
3間×2間の長方形のようです。
竪穴住居跡内で確認された柱です。
住居を支えるため、床面から約70cm下まで柱を打ち込んでいます。
住居跡内から石製の紡錘車(ぼうすいしゃ)が出土しました。
布をおる時などに使われる糸に、よりをかけるために使われたものです。
直径4cm程で、平たい円形をしています。
中央には穴が開いており、これに棒状の軸を差し込んで使います。
今週をもって、鎌倉上遺跡の発掘調査は無事終了しました。
ご協力・ご尽力いただいた皆様ありがとうございました。
遺跡内を通る工事用道路の移設が完了しました。
今まで使用していた工事用道路を撤去し、
その下の表土を除去しています。
新たに表土を除去したところから竪穴住居跡が検出されました。
今週からは14区の第2期の表土除去が始まりました。
竪穴住居跡のカマドのそばで見つかった貯蔵穴と思われる土坑です。
土師器の甕が横倒しになった状態で見つかりました。
こちらは別の竪穴住居跡のカマド周辺の様子です。
土師器と須恵器がまとまって出土しています。
色合いも様々です。
調査もいよいよ終盤になりました。
調査区の全体写真を撮影するため、
住居跡を中心にきれいにしています。
南側に位置する住居跡群の完掘状況になります。
住居跡にはカマドが付かず、中央部に火を焚いた炉跡が確認されています。
出土した遺物等からも古墳時代前期の住居跡と考えられます。
管玉(くだたま)が1点見つかりました。
円筒状の玉で穴が開いています。
これを糸に通して多数連ねて、首飾り等の装身具として使われていました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research