悪天候のなか、晴れ間をねらって、調査区全体の写真を撮影しました。
新たに掘削した調査区では、柱と考えられるかなり太い打ち込まれた樹木が見つかりました。
写真撮影後に、どのくらいの深さまで打ち込まれていたのか、樹木の周りを掘って確かめました。
吹雪のなかでの作業となりました。
東京大学の辻誠一郎先生ら、古環境を研究する方々が調査現場に訪れました。
吹雪のなか、当時の古環境を調べるために、樹木や土壌をサンプリングしました。
調査は、20日に無事に終了しました。撤収作業も吹雪の中でした。
押出遺跡第5次調査では、住居跡は見つからなかったものの、けつ状耳飾りや漆塗り製品、
木製品など、多くの縄文時代前期の貴重な遺物が発見されました。
発掘調査にたずさわった作業員、関係者の皆さま、ご協力ありがとうございました。