バックホウで表土の掘削を始めました。土を観察しつつ、
遺構が確認できる面まで慎重に掘り下げていきます。
調査区北東部分では約20cmで遺構面が確認できます。
表土掘削後、遺構面をジョレンや両刃鎌などの道具を使ってていねいに削り、
遺構の存在や形を確認していきます。
遺構には、黒い土が堆積しているようです。
遺構周辺から遺物も多数見つかり、目印として割り箸をさしています。
幅約1mの溝跡で、調査区の北から南まで延びていることが確認できました(南北60m)。
溝の中からは、杭がある程度規則的に打ち込まれた跡や、人頭大の川原石がまるで
敷き詰められたような痕跡がみられました。
ガラス瓶なども見つかっていることから、近現代の堰跡ではないでしょうか?