押出遺跡第6次(11月24日~27日)

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空中写真撮影を行いました。周辺は水田地帯となっていますが、かつては山麓付近まで湿地帯が広がっていました。現在は高速道路の工事が進められています。

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土層観察用のベルトを残して、盛土遺構を掘り下げています。盛土の下からは、多数の打込み杭や、数本ながら横向きの丸太材も見つかっています。

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盛土遺構からは離れた調査区の西端から、壺型の彩漆土器が出土しました。赤漆は刻一刻と退色が進むため、写真撮影後に急いで取り上げをおこないました。

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写真上が口の部分になります。赤漆の上に、黒漆で文様を描いています。これまでの調査でも文様の描かれた彩漆土器は出土してますが、このような形の彩漆土器がほぼ完形で出土したのは初めてです。