鶴ヶ岡城跡第4次(10月3日~7日)


土橋北半の掘り下げは終盤を迎え、一番低い位置に設置された土留め板の取り上げ作業を行いました。


杭を打ち込み背後に木の枝を横たえた”しがらみ”が、土圧で傾いた土留め板の裏に隠れていました。杭の頭は土橋のなかの深い位置にあり、丸石積みよりも古い構造物と考えられます。


しがらみを備えた黄色ラインの盛土の左側は、丸石積みの土橋(赤色ラインより上の右側)を構築する前の堀の堆積層で、黄色ライン盛土が古い時期の土橋の痕跡と考えられます。