令和6年3月3日(日)に山形ビッグウィングにて
『令和5年度 山形県発掘調査速報会』を開催します。
今年度行われた県内各地の発掘調査の成果を報告します。
皆様のご来場をお待ちしております。

【PDF】
日時:令和6年3月3日(日) 13:00~16:00(開場12:00)
会場:山形国際交流プラザ 山形ビッグウィング(山形市平久保100番地)[地図]
遺跡報告
令和5年度の県内の発掘調査概要(山形県)
史跡山形城跡(山形市)
史跡舘山城跡(米沢市教育委員会)
新庄城二の丸跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
元屋敷遺跡(大江町教育委員会)
鶴子中原遺跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
中洗2遺跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
紙上報告
越中山遺跡群(越中山遺跡調査団:新潟大学)
豊龍館跡(朝日町教育委員会)
長岡南森遺跡(南陽市教育委員会)
城輪柵跡(酒田市)
北向遺跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
山形城三の丸跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
主催:山形県・公益財団法人山形県埋蔵文化財センター
共催:山形市・米沢市教育委員会・大江町教育委員会
問い合わせ先
公益財団法人 山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301

11/14に遺構測量図化業務の写真撮影を行いました。ドローンを使用して上空から写真を撮ります。

調査区の遺構を完掘した全景写真です。縄文時代の土坑や柱穴などの遺構が確認できました。

最終日、雨の中で機材の撤収を行いました。遺物や機材をトラックに積み込み、約1ヶ月半の現地調査は無事終了です。

調査も終盤にはいり、遺構の掘り下げを急ピッチで進めています。

縄文時代の土坑と思われる遺構も見つかっています。複数の土坑が重なっている様子がわかります。

遺構掘り下げと共に、記録作業も進めています。遺跡の層序を記録しています。

調査区西側の整地層を重機で掘削しました。瓦が大量に出土します。

当初、西側は一様に落ち込み整地されていると推測しましたが、整地層が浅く地山となる場所も確認されました。

3区のSX100落ち込みを掘り下げ、遺物を取り上げ完掘しました。

南北に延びるSX100落ち込み遺構です。トレンチを入れて掘り下げたところ、大溝状になる事が確認されました。

SX100の底面近くから、鉄砲の玉が出土しました。鉛製です。

11月3日に第2回目の発掘調査説明会を開催しました。二の丸造成時の様子や瓦を入れた整地層について説明を行いました。

調査も終盤近くとなり、各遺構の掘り下げを行っています。これは、縄文時代の土坑と思われる穴です。

風倒木の痕からも縄文時代の土器片や石器などが出土しました。

11/3には、地元の方達に向けての調査説明会を行いました。皆さん忙しい中、ご参加くださいました。

3区東側の落ち込みSX100の深さを確認するためにトレンチを入れました。二の丸の整備で埋め立てられた場所ではないかと思われます。

新庄中学校の生徒さん達と、作家の今村翔吾さん(後方右から2人目)が来跡されました。瓦が出土する江戸時代の整地層の発掘体験を行いました。

真室川中学校の生徒さん達も、新庄城の学習で来跡されました。発掘の体験で、整地層の瓦の取り上げを行いました。瓦の多さや重さに驚かれたようです。

『埋文やまがた69号』を公開しました。
ぜひご一読下さい。

見つかった遺構を掘り下げる精査作業を行っています。土層を見るため、遺構を断ち割ったり、ベルトを残して掘っていきます。

遺構を掘り下げながら、写真や図面などの記録作業をしていきます。

県内でも数少ない、約8,000年前の縄文時代早期の土器には貝殻文様がみられます。

3面目で確認された遺構の掘り下げを進めました。二の丸に米蔵が建てられる前の時期と思われます。

3区の遺構を掘り下げた状況です。溝状の遺構や土坑、柱穴が確認されました。

江戸時代の青磁の皿が出土しました。九州で作られたものと思われます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research