令和5年3月5日(日)に令和4年度山形県発掘調査速報会を遊学館にて開催しました。120名の来場者にお越しいただきありがとうございました。今年度埋文センターで発掘した6遺跡について、出土した遺物を紹介していきます。
令和4年度 山形県発掘調査速報会を開催します
令和5年3月5日(日)に遊学館にて
『令和4年度 山形県発掘調査速報会』を開催します。
今年度行われた県内各地の発掘調査の成果を報告します。
皆様のご来場をお待ちしております。
【PDF】
日時:令和5年3月5日(日) 13:00~16:00(開場12:00)
会場:山形県生涯学習センター遊学館 2階ホール(山形市緑町1-2-36)[地図]
※お車の方は県営駐車場をご利用ください。入館時と退館時に1階総合案内受付に駐車券をご提示いただくと割引になります。
遺跡報告
令和4年度の県内の発掘調査概要(山形県)
史跡山形城跡(山形市)
鶴ヶ岡城跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
北向遺跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
台ノ上遺跡(米沢市教育委員会)
長岡南森遺跡(南陽市教育委員会)
大在家遺跡(高畠町教育委員会)
紙上報告
史跡舘山城跡(米沢市教育委員会)
史跡慈恩寺旧境内(寒河江市教育委員会)
上本町遺跡(酒田市教育委員会)
水林下遺跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
原の内A遺跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
山形城三の丸跡(公益財団法人山形県埋蔵文化財センター)
主催:山形県・公益財団法人山形県埋蔵文化財センター
共催:山形市・米沢市教育委員会
南陽市教育委員会・高畠町教育委員会
問い合わせ先
公益財団法人 山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301
市町村巡回展『発掘された遊佐町の遺跡』(1月11日~2月7日)
令和4年度の市町村巡回展3カ所目は遊佐町です。
遊佐町生涯学習センター3階展示室にて、
企画展『発掘された遊佐町の遺跡』を開催します。
これまで県教育委員会・埋文センターで発掘調査を行った遊佐町の遺跡の遺物を一挙公開です。
ぜひこの機会に遊佐町の歴史に触れてください。
[展示期間]
令和5年1月11日(水)~2月7日(火)
[展示場所]
遊佐町生涯学習センター 3階展示室
山形県飽海郡遊佐町遊佐鶴田52-2
[ギャラリートーク]
令和5年1月22日(日)13:30~ 予約不要
なお展示・ギャラリートークへお越しの際は
新型コロナウィルス感染対策にご協力をお願いします。
原の内A遺跡第4次(11月28日~30日)
遺構の掘り下げと遺物の取り上げが終了したところで、ドローンによる写真撮影を行いました。11月末ですが、天気に恵まれました。
最終日には、事務所に取り付けていた看板や安全旗、廂なども取り外し、室内も清掃して返却です。
最後に、発掘機材や遺物などを、センター行きのトラックに積み込んで終了です。2ケ月間ご苦労様でした。
山形城三の丸第23次(11月21日~25日)
記録も採り終わり、調査区を埋め戻しました。
機材を撤収して本年度の現地調査を終了しました。作業員さんと近隣の方々の協力により、調査は無事に終了できました。ありがとうございました。
原の内A遺跡第4次(11月21日~26日)
今週の初日は、朝に霧が発生。周囲の視界が悪い中で作業をしています。
竪穴状の遺構から次々と遺物が出土してきます。調査員の指示にも熱が入ります。
第3次調査でも出土した「縄文の女神」と同じタイプの土偶が出土しました。これは、腰から足の部分です。
原の内A遺跡第4次(11月14日~18日)
南にある河川跡を掘り下げています。石とともに、土器が出土するので慎重に作業します。
終盤をむかえ、北側の遺構も急ピッチで調査を進めています。
竪穴状の遺構から完形の土器が出土しました。壊さないように取り上げました。
原の内A遺跡第4次(11月7日~12日)
竪穴状の遺構からは、約4500~5000年前の縄文時代中期の土器や石器が、たくさん出土しています。
調査も中盤になり、遺構の掘り下げも進んでいます。週末には説明会があるので、特に力が入っているようです。
12日の土曜日には、調査説明会を開催しました。地元の人をはじめ、県内から60人以上の参加がありました。
山形城三の丸跡第23次(11月4日~12日)
季節がら、3時過ぎると日の光がきつくて土の色が見えにくくなってきました。
7区北側の竪穴住居の床面を出しました。カマドはあまり残存状況が良くなく、痕跡をとどめる程度でした。
11月12日に、調査区が狭く駐車場も無いので、事前申し込みで調査説明会を開催しました。ご近所の方々をはじめとして、25名ご参加いただきました。ありがとうございます。
原の内A遺跡第4次(10月31日~11月4日)
調査も中盤にはいり、遺構の掘り下げも進んでいます。竪穴状遺構からは遺物が出土しています。
調査区の層序も記録します。深い場所は地表から1.5m以上を測るので、計測も大変です。
押しつぶされたように出土した土器です。そのまま取り上げられるよう注意深く掘っています。はたして、うまくいったでしょうか?。