「蔵増宮田遺跡」カテゴリーアーカイブ

蔵増宮田遺跡(7月30日~8月3日)


川跡(SG02)断面の写真撮影を行った後、断面図を作成しました。


川底から出土した遺物の出土状況を撮影し、遺物番号を振りました。
綺麗な完形の土師器碗が出土しています。


出土位置を記録した後、遺物を取り上げます。
もろくなっているため、壊さないよう周囲の土を細かく取り除きながら慎重に行います。


蔵増宮田遺跡(7月23日~27日)


A区中央にある、川跡の調査に取り掛かりました。
西の川(SG1)は比較的浅く、川辺部分に沿って土器が出土しています。


隣接する東側の川(SG2)のトレンチは、かなりの深さとなりました。
川底の砂層から流木や遺物が出土しています。


土師器の甕(かめ)も、出土しました。


流木の下から、棒状の木に樹皮の紐が巻かれた木製品も出土しました。
なんの用途で使われていたものでしょうか。


蔵増宮田遺跡(7月17日~20日)


まとまった雨が降ると、水捌けの悪い調査区は、あっという間に水没していまいます。
この日は、排水ポンプで水を抜いた後、土を乾かしてから作業に取り掛かりました。


今週は、調査区全体の壁の清掃から作業を行いました。
遺跡全体の土の堆積状況を確認したあと、必要な土層部分の撮影、断面図の作成を行います。


A区の中央に位置する河川跡と溝跡の調査に取り掛かりました。
まずはトレンチを設定し、どの程度の深さがあるか確認していきます。


A区とB区の間を流れる用水路に、カルガモ親子がいました。


蔵増宮田遺跡(6月25日~29日)


今週も梅雨らしくない晴天でした。作業も順調に進んでいます。


調査区の北から南に流れる河川跡に沿って、土師器・須恵器等の遺物が大量に出土しています。
古代の人々によって廃棄された物でしょうか。


勾玉の未成品も見つかりました。
大きさは5円硬貨と比較して見てください。
両面には穴を開けようとした痕跡がありますが、貫通していません。


蔵増宮田遺跡(6月11日~15日)


重機での表土掘削が終わり、面整理に入りました。
同時進行で、遺物の出土位置や、図面作成の為のグリッド杭を調査区に設定していきます。


土が乾燥すると、ジョレンでは削りにくくなるため、散水機で水を撒きます。


調査区の壁際から土師器が出土しました。


蔵増宮田遺跡(6月4日~8日)


6月4日から蔵増宮田遺跡の発掘調査が始まりました。
初日は開会式やオリエンテーションを行いました。


本格的な調査を開始する前に、調査区周辺に縄を張る等、安全確保の為の環境整備を行います。


調査区の東側から、重機での表土掘削に入りました。
河川跡や土師器、須恵器甕(かめ)の剥片などが、徐々に見つかっています。