
調査区の北側では、江戸時代の遺物が出土する土坑が発見されました。

その土坑からは、肥前地方で焼かれた「太公望が釣りをしている様子」が染付で描かれた茶碗が出土しました。釣りといえば、庄内藩ではかつて藩士の足腰の鍛錬とたしなみとして、釣りが奨励されていたことで有名です。まさに、庄内藩ならではの遺物でしょう。

同じ土坑からは、刃物も出土しました。漆器の椀と思われるものやほうろく、こんろなど、調理に関わる遺物が大量に出土しました。

調査区の中央部の遺構精査も始まりました。中央部でも江戸時代の土坑が複数発見されました。

お盆は明けましたが、まだまだ残暑が厳しい日が続きます。今週は西原遺跡北区南端の完掘を行いました。断面を見るために半裁していた遺構や残していたベルトなどをすべて掘り、撮影していきます。

完掘状況の空撮を行いました。地山が砂のため遺構を掘ると下から水が湧き出てしまい、空撮などでは光が反射して遺構本来の深さが分からなくなってしまいます。そのため、遺構内の水をひしゃくやスポンジ、排水ポンプなどで取って撮影していきます。
9月19日(土)に馬場町2番地遺跡の発掘調査説明会を行います。街路整備事業に伴う発掘調査です。調査区は、庄内藩上級家老の屋敷地跡です。

調査説明会案内(PDF)
遺跡位置図(PDF)
日時:令和8年9月19日(土)午前10時30分~(雨天決行)
調査遺跡:馬場町2番地遺跡発掘調査現場
場所:鶴岡市馬場町2番地(鶴ヶ岡公園東駐車場内)【地図】
※駐車場は鶴岡公園東駐車場、鶴岡市役所駐車場をご使用ください。
※雨天時は屋内での説明となります。
9月25日(金)に飯田館跡第2次の発掘調査説明会を行います。土砂災害対策事業に伴う発掘調査です。今年度は、西側の小曲輪と、北から東側にかけての曲輪縁辺と斜面部分を調査しまた。館を造成した際の整地の様子が明らかになりました。

調査説明会案内(PDF)
飯田館跡案内図(PDF)
日時:令和8年9月25日(金)
①10:00 ②13:30 ③15:00
※説明会は予約制で、1回10名程度、30分ほどの説明となります
下記まで電話でお申し込みください。
調査遺跡:飯田館跡発掘調査現場
場所:山形市大字飯田地内【地図】
※駐車場は狭いので詰めて駐車してください。
※雨天時は屋内での遺物説明となる場合があります。
ー申込み先ー
(公財)山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301

お盆期間を挟み、17日から作業を再開しました。重機で掘削した曲輪の作業状況にです。

館跡北側の作業状況です。こちらでは、人工的に土を盛った状況が確認できています。土を盛った時期については、今後検討をしていきたいと思います。

お盆休み明けからは、重機で隣接する調査区の表土掘削を開始しました。重機の後を追って人力で削り、建物跡などの遺構を探して行きます。

人力で薄く削っていくと、土色の違いが溝状に伸びることがわかります。これは調査済みの溝の延長部分と考えられます。

一部からは潰れた土器のかけらが大量に出土しています。この下に建物の跡があるのかもしれません。

東原遺跡の調査期間も残りわずかとなりました。南側で見つかった多数の竪穴建物の精査を続けています。

調査終了範囲を記録するためにドローン空撮を行いました。この写真は調査区全体を北側から撮影したものです(写真下部が北)。調査区の中央部と南部のそれぞれに竪穴建物が集中している様子がよくわかります。

8/22に現地説明会を開催しました。予想以上に暑い日でしたが、80人を超える方々が遺跡を訪れ、調査担当職員による説明に耳を傾けてくださいました。ご来跡いただいた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
令和8年度『遺跡発掘体験』を開催します。

チラシ(PDF)
日時:令和8年9月12日(土)10:00~12:00
対象:小学生以上
定員:約20名 ※先着順
参加費:無料
持ち物:へルメット(お持ちの場合、自転車用可)帽子・タオル・軍手・汚れてもよい服装・長靴・飲み物・雨具等
場所:砂田・西原遺跡(山形県南陽市池黒1128)
申込方法:講座名と参加者の【氏名・年齢・市町村名・電話番号】をご記入のうえ、電話・FAX・Eメールのいずれかの方法でお申込み下さい。
締め切り:9月7日(月)※定員に達し次第締切ります
問い合わせ・申し込み先
(公財)山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301 FAX:023-672-5586
mail:yac@yamagatamaibun.or.jp

調査も終盤に入りましたが、台風の影響から安定しない空模様の1週間でした。雨の合間で作業を進め、土層の記録を終えた竪穴建物を掘り進めていきます。

竪穴建物の床面のすぐ上から須恵器(すえき、写真手前)と土師器(はじき、写真奥)のカメがつぶれた状態でまるごと出土しました。

今週は、35℃前後の気温の中で作業を行いました。調査では、暑さ対策のために扇風機を回しながら作業を進めました。

江戸時代に掘られたと考えられる土坑から、当時の陶磁器や土師質こんろのほか、瓦質ほうろくが発見されました。いまのフライパンと同じ用途として使われたものです。

調査区の南東角で、荘内病院跡の下から、江戸時代の陶磁器やこんろ、ほうろくのほか、越前焼の大型の甕(かめ)が出土する廃棄土坑が発見されました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research