令和5年度2ヶ所目の市町村巡回展は山形を代表するリンゴの産地、朝日町です。
エコミュージアムセンター創遊館、1階ギャラリーにて、
企画展『発掘された朝日町の遺跡』を開催します。
これまで発掘調査を行った3遺跡の遺物を一挙公開します。
ぜひこの機会に朝日町の歴史に触れてください。
[展示期間]
令和5年9月27日(水)~10月22日(日)※第2・4月曜日休館
9:00~19:00
[展示場所]
エコミュージアムセンター 創遊館 1階ギャラリー
山形県西村山郡朝日町大字宮宿2265
[入館料]
無料
[ギャラリートーク]
埋蔵文化財センターの職員が展示品の解説を行います。
令和5年10月1日(日)11:00~ 予約不要
チラシ(PDF)
リーフレット(PDF)
建物の柱穴が集中する場所です。柱穴を半截し、写真や記録を行いました。
石が入っている柱穴は、礎石をこの上に据えたと思われます。右の柱穴が古く、左が新しいようです。
炭化した木材の取り上げを行いました。年代や樹種の分析を今後行う予定です。
溝を深く掘っている途中にも遺物がいくつか見つかりました。
新しく張った水糸に合わせて壁を作るように掘り下げていきます。
重機で上層を削っていきます。土器が出てくることがあるので慎重に削っていきます。
土器の出る層まで削ったら、次は人力で掘っていきます。重労働ですが協力して作業を進めていきます。
9月2日発掘体験が行われました。多くの子供たちやそのご家族にご参加いただきました。
同日午後に調査説明会を開催し、多くの方にご参加いただきました。
南西部の瓦の取り上げを行い、その下の掘り下げを行いました。
鱗のような文様が見られる変わった瓦が出土しました。これは鯱瓦と思われます。
断面の記録を終了し、記録用に残していた部分を掘っていきます。
地面の色の違いがはっきり見えてきました。
全体写真の撮影のために、瓦出土地点を中心に遺構の清掃を行いました。
2面目の空中写真撮影を実施しました。
お盆を過ぎてもまだまだ暑いです。乾燥すると掘りにくくなったり、土の色の区別がつかなくなるのでお昼休み前などはこのように水をかけています。
石を積んで水を使う場所にしていたと思われる遺構です。写真も段階的に撮るため、丁寧に石を外しています。
こちらは正方形の竪穴住居です。十字に区切って掘っていきます。
こちらは調査区を横断する溝です。浅いですが土器や石器のかけらが出てきているため慎重に掘っていきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research